【災害時無料で簡単に使えるWi-Fiとは？】00000JAPANの使い方や注意点！

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• 担当者：安達竜哉

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災害が発生しても無料で使えるWi-Fi

災害が発生した場合に限り、無料で利用できるWi-Fiが存在しています。

それは00000JAPAN（ファイブゼロジャパン）というのですが、どのように使うのか、どういった注意点があるのかを確認していきたいと思います。

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00000JAPANはどのようにして使うのか

00000JAPANというのを聞いたことがある人もいるでしょうが、災害時に使用する緊急の公衆無線サービスなので、使用したことがない人も多いでしょう。

そこで00000JAPANはどのようにして使用するのかを簡単に紹介していきます。

00000JAPANは携帯キャリアの大手企業であるドコモ、au、ソフトバンクが開放しており、使い方も簡単になっています。

主な使い方は、まずスマートフォンのWi-Fi機能をオンにします。

次にWi-Fiネットワークの選択画面にアクセスします。

そうすると00000JAPANという欄があるので、選択すれば使用が可能になります。

【被災地の方へ】災害時統一SSID「00000JAPAN」の使い方

・携帯の設定画面から「Wi-Fi」→「00000JAPAN」を選択
・Wi-Fiスポットがある所であれば、誰でも無料で使用可能

※通信が暗号化されていないため、個人情報などの入力は控えてください pic.twitter.com/bxubSKp2ky

— ライブドアニュース (@livedoornews) July 9, 2020

これ以外に設定を行う必要がないので、スマートフォンの取り扱いに慣れていない、普段滅多にインターネットを利用しないという人でも簡単に使えるでしょう。

よくあるIDやパスワードの設定や入力を行う必要もありませんし、料金が発生することもありません。

では、どこで使用することができるのかというと、都道府県単位で使用が可能になっています。

避難所内でなければ使用できないと思っている人がいるみたいですが、避難所でなくても使用は可能です。

いざというときのために、どのように使用するのかを知っておくとよいでしょう。

00000JAPANを使用するときの注意点

無料で使用できる00000JAPANですが、使用時にはいくつか注意点もあります。

それは「不用意に使用しない」「個人情報の入力は避ける」「偽物に注意する」「使用後は接続を解除する」ことです。

不用意に使用しない

00000JAPANは無料で使用できるWi-Fiなので、解放されているときなら自由に好きなだけ使えると考える人もいるでしょう。

しかし、災害時は通信速度が低下してしまうことや、繋がりにくくなってしまうこともあります。

このようなときに無料だからと言って好き放題使ってしまうと、本当にWi-Fiを必要としている人が使いにくくなってしまうのです。

そのため、災害時はむやみにWi-Fiを使用せず、本当に必要な場合に限って使うべきでしょう。

個人情報の入力は避ける

無料で使用が可能になっている、IDやパスワードの入力が不要になっているということは、誰でも簡単に使えるということです。

誰でも簡単に使えるということは、セキュリティの面で不安があるということなので、ネットショップで買い物をする、会員登録をするなど、個人情報の入力が必要な作業は行うべきではありません。

大規模災害発生時の無料Ｗｉ－Ｆｉ「０００００ＪＡＰＡＮ」（ファイブゼロジャパン）をご存知ですか？使い方はスマホの設定画面でＷｉ－ＦｉをＯＮにした後、ネットワーク選択の画面で「０００００ＪＡＰＡＮ」を選択するだけです。ただし誰でもアクセス可能ですのでセキュリティ面で注意が必要です。

— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) December 11, 2018

災害時に個人情報の入力が必要な作業を行う必要はないので、復旧作業が始まり、普通にインターネットが使用できる状態になってから行うべきです。

偽物に注意する

00000JAPANを提供している会社は、携帯の3大キャリアと言われているドコモ、au、ソフトバンクになっています。

そのため、00000JAPANときにドコモやau、ソフトバンクのWi-Fiが表示されるか確認する必要があります。

もし表示されている場合には、偽物のアクセスポイントである可能性が高いでしょう。

もし偽物のアクセスポイントにアクセスしてしまうと、個人情報を乗っ取られてしまうなどの被害に遭う可能性もあります。

使用後は接続を解除する

現在インターネットは常時接続の時代なので、常にインターネットに繋がっている状態にしている人も多いでしょう。

しかし、00000JAPANは承認手続きが不要のWi-Fiなので、通信が暗号化されていません。

常に接続している状態だと、リスクを伴うことになります。

そこで00000JAPANを使用するときには接続し、使用し終わったら接続を解除しておくことで、安心して使うことができるようになります。

ちなみに接続を解除するには、設定のアイコンをタップし、Wi-Fiの欄にある00000JAPANの横に注目してみましょう。

丸にiのマークがあるのでタップすると、このネットワーク設定を削除という欄が表示されます。

さらに自動接続をオフの状態にしておけば、接続を解除するだけではなく、自動で接続されることもありません。

再度00000JAPANを使う必要が出てきた場合には、再び簡単な設定をするだけで使用できるようになります。

災害が発生したらどれぐらいで無料開放されるのか

災害が発生したら、どれぐらいで00000JAPANが使えるようになるのか知っておくことも重要です。

基本的には災害が発生してから72時間以内には使えるようになります。

なぜ72時間以内なのかというと、災害が発生してから生存者を救出するまでの時間が72時間と言われており、これを過ぎると救助が難しくなるため、72時間の壁とも言われています。

この72時間の壁を過ぎる前に通信手段を確保する必要があるため、最低でも72時間以内には繋がるようになっているのです。

では、00000JAPANが開放されてからどれぐらいの期間使用が可能なのかというと、解放されてから1週間は解放されていることが多いでしょう。

ただし、災害が発生してから何日間開放するという明確な決まりは現時点では存在していません。

つい先日まで使用できていたのに、急に使えなくなることもあるでしょうが、あくまで緊急時に限定して使用するWi-Fiだということを忘れないようにしましょう。

00000JAPANについての情報を収集する方法

00000JAPANについていろいろと知りたいので、事前に情報を収集しておきたいという人もいるでしょう。

このような場合、どこで情報収集を行うのがよいのかというと、やはり総務省サイバーセキュリティ統括官室がおすすめです。

ここのサイトには「セキュリティ対策」「アクセスポイントについて」「Wi-Fiルーターの設定」などについて解説されています。

セキュリティ対策

00000JAPANは無料で開放されているフリーWi-Fiなので、セキュリティ対策がしっかりと行われていません。

そのため、セキュリティ対策について詳しく解説してあります。

例えばアクセスポイントの利用やパスワードの入力などは行わないように呼び掛けています。

暗号化して送信することが不可能なため、個人情報を送信すると、第三者に読み取られてしまう可能性があるからです。

他にもなりすましの被害が出る可能性もあるので、アクセスポイントの確認やきちんとHTTPS通信を行っているのかなどの確認が必要になります。

アクセスポイントについて

セキュリティ対策でも少し触れたアクセスポイントですが、こちらの確認もきちんと行うように記載されています。

アクセスポイントというのは、簡単に言えばWi-Fiの機能が付いている端末を、家庭内LANに接続するために使用されている機械のことです。

通信を行う場合には無線LANと有線LANが存在していますが、この2つを相互変換するための物でもあります。

そんなアクセスポイントには必ず名前が存在しているので、この名前をしっかりと確認し、偽物のアクセスポイントに誘導されないように注意しましょう。

Wi-Fiルーターの設定

最近は自宅でWi-Fiを利用している人もいます。

もちろん自宅でも00000JAPANを使用することは可能です。

そこで自宅で00000JAPANを使うときの注意点もきちんと記載されています。

それはWi-Fiルーターの設定方法です。

セキュリティ方式はWPA2にすること、TKIPとAESのどちらかを選択しなければいけない場合にはAESを選択することなどを呼び掛けています。

他にもファームウェアを最新にしておく、パスワードは複雑にするなど、役に立つ情報がたくさん記載されているのです。

【災害時無料で簡単に使えるWi-Fiとは？】まとめ

災害時に限定されますが、無料で使用できるWi-Fiとして知られている00000JAPANは、使用時に注意しなければいけない点があることがわかるでしょう。

安易に使用すると思わぬトラブルに巻き込まれることもありますし、むやみに使用することで、本当に使いたい人の通信環境が悪くなることもあるのです。

どうしても使わなければいけない場合のみ使用し、安全面にも気を付けなければいけません。

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