【身近な物が簡易ランプに変身!】非常時に役立つ明かりの作り方
【簡易ランタン・簡易ランプ】停電時に役立つ明かりの作り方!

台風や地震――自然災害などによる停電はいつどんな場面で起こるかわからないものです。
とくに夜間の停電時に急がれる明かりの確保について、身近なものを用いた簡易照明器具の作り方を幾つか紹介しながら、日頃からの備えについても併せて解説してゆきます。

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賃貸専門家:安達竜哉
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士の資格保有。特技は少林寺拳法とお部屋探し。奈良の不動産業界で16年以上、単身からファミリーの方など、年間で200部屋以上の仲介実績。特に奈良市内のマンション名を出して貰えれば殆どわかる自信あり。奈良市の賃貸事情に詳しい安達による、暮らしに関するお役立ち情報をお届け。
停電はいつでも起こりうる!

おもに夏から秋にかけて日本列島に猛威をふるう台風は、暴風や大雨によって様々な被害をもたらしますが、そのうちのひとつが送電線の損傷などによる突然の停電です。
昨年9月の台風15号で千葉県ほぼ全域である約90万戸が停電し、復旧までに長い時間がかかりました。
つい先日の台風10号では九州の広い範囲で停電が発生したのは記憶に新しいでしょう。
台風だけではありません。
たとえば地震によっても大規模な停電は起こりえます。
いつ起こるかわからない災害。
つまりはいつでも停電は起こりうるということです。
停電下の夜間にまず急がなければならないのは明かりの確保です。
緊急時に身の回りのものを照明代わりにする簡単なアイデアをいくつかご紹介しますので、頭に入れておくと「もしも」の時に役立つかもしれません。
身近なもので作れる簡易照明

懐中電灯とペットボトルで簡易ランタン!
懐中電灯があれば暗い場所をある程度照らすことはできますが、照らせる範囲が一点にしぼられているので設置型の照明としてはいささか心もとないところがあります。
そんな時は懐中電灯のライト部分を上向きにして置き、さらにその上に水の入ったペットボトルを乗せてみましょう。
すると光がペットボトルで乱反射することにより広い範囲を照らせるようになります。
ペットボトルは容量が小さなもので構いませんが透明なものを使い、きちんとラベルは剥がしておきましょう。
水はペットボトルいっぱいに入っている状態が望ましいです。
懐中電灯が小さくて立てておくことやペットボトルを乗せることができない場合は、コップに懐中電灯を入れてペットボトルを乗せれば安定します。
懐中電灯を入れた時にはみ出ない高さのコップを選ぶようにしましょう。
水入りのペットボトルが用意できないという時には、懐中電灯にレジ袋をかぶせることでも代用できますよ。
皆さん、お持ちの非常持ち出し袋に懐中電灯は入っていますよね?一工夫してランタンに替える活用術。懐中電灯の上に水を入れたペットボトルを乗せるだけで、光が乱反射して周りを照らすことができますよ。懐中電灯が小さい場合は
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) March 1, 2017
コップに入れてやってみてください。火を使わないので安全です。 pic.twitter.com/2g7jp5l6rR
こんな物も使える! サイリウムライト
「そもそも懐中電灯が無い、使えない!」そんな状況の時にはどうすればいいでしょうか。
例えばこんな方法があります。
ライブ、コンサートなどでしばしば使われるサイリウム(ペンライト)を水の入ったコップに入れてみましょう。
先ほどの簡易ランタンと同じ理屈で、より明るく周囲を照らせるようになります。
可能ならばサイリウムを何本かまとめてコップに入れてしまえばかなりの光量になりますよ。
もちろんコップは透明なものを使うようにしましょう。
こちらも水やコップを用意できなければ、サイリウムにレジ袋をかぶせることで代用できます。
サイリウムをコップに入れてランタン代わりにできると聞いて、先日の竜王音楽祭のサイリウムを出してきた。
— ますだみき@ラインスタンプ発売中 (@masudamikiwanko) October 11, 2019
一般的なサイリウムより大きめなので、灯りも広がりやすいかな? pic.twitter.com/cajEVJL2i2
コップとサラダ油で簡易ランプ!
簡易ランタンにできそうな光源がまったく無い場合は、火つけて使う簡易ランプを作って照明代わりにしましょう。
耐熱仕様のガラスコップにサラダ油を入れて、綿の紐かもしくはティッシュやキッチンペーパーなどを“こより”にしてつくった芯をコップの中心に立つようにアルミホイルで固定します。
細長く畳んだアルミホイルを芯に巻き付け両端をコップのふちに引っ掛けるようにすると良いでしょう。
芯がサラダ油からきちんと顔を出すように、かつコップの高さからはみ出さないように、長さは調節してください。
これで、ライターなどで芯に着火すればランプとして立派に機能を果たしてくれます。
コップが風よけにもなってくれますのである程度の風であれば安心です。
サラダ油の量はごく少量で構いません。
目安としては、サラダ油5グラムもあれば3時間は持続するそうです。
サラダ油が無ければキャノーラ油やオリーブオイルなど、食用油であれば用いることができます。
火を使うのでくれぐれも火事には注意しましょう。
その場を離れる時や寝る時には必ず火を消すようにしてください。
油さえ残っていれば一度消しても繰り返し着火することができます。
停電に備え家にあるもので「簡単ランプ」を作ってみました!
— りのボーテ (@rino_cos) October 11, 2019
⭐️サラダオイル
⭐️ティッシュペーパー(私は梱包用の麻紐でやりました楽です)
⭐️アルミホイル
⭐️ガラスのコップ
使う油の量は3時間で5グラム程度。理科の実験みたいで憂鬱が紛れます
(↓市民防災研究所より) pic.twitter.com/asowcCKocD
オレンジ!? ツナ缶!? 食品が簡易ランプに!
先ほどご紹介したものよりももっとシンプルに簡易ランプを作れる方法もあります。
少し意外なところですが、身近な食品を使って作ってみましょう。
まずは果物のオレンジを用いた方法です。
オレンジの皮の上半分と下半分が綺麗に分かれるよう包丁やナイフなどで中央に切り込みを入れていきましょう。
このときに注意したいのは中の実ごと半分に切ってしまわないことです。
あくまで皮のみに切り込みを入れていくことがポイントです。
切り込みを入れたら、皮の上半分と下半分をそれぞれ剥いていきます。
皮が破れてしまわないように丁寧に剥きましょう。
このとき、上半分の中心――ヘタから伸びている白い芯の部分が千切れてしまわないようにも注意しましょう。
ここがランプの芯になります。
最初に中の実ごと半分に切らないようにしたのもここを残すためです。
取り出した実は食べてしまって構いません。
皮が剥けたら上半分を逆さにして置き、サラダ油など食用油を注ぎ入れます。
そしてもう半分の皮の中央部を丸くくり抜きリング状に残します。
火を付けたあとこちらを被せて風よけにするわけです。
あとは油を入れたほうの皮の芯の部分にライターなどで点火し、風よけ用の皮を上からかぶせれば完成です。
点火には数十秒かかりますが、すぐに作れて一晩近くも持続するそうです。
オレンジで作るランプ (動画://t.co/m6inCtpBCz ) pic.twitter.com/NPY909rOrm
— 大人の発想 (@otona_hassou) September 26, 2020
食品を使って作る簡易ランプ、もうひとつはツナ缶を用いた方法です。
こちらはもっと単純明快、油づけのツナ缶の蓋に工具やクギなどで穴を開けて芯となる紐を差しこみ着火するだけです。
紐は先ほどのコップを用いた簡易ランプと同様に綿の紐やティッシュ、キッチンペーパーなどを使えばオーケーです。
ツナ缶に最初から入っている油を使うので別で用意する必要が無く、数時間は炎が持続してくれるお手軽中のお手軽な方法です。
もちろんランプとして使ったあと残ったツナは美味しくいただくことができます。
これらも火事には十分注意して活用するようにしましょう。
コップで作る簡易ランプでもそうですが、安全のためにお皿などの上に乗せて使うようにするのが良いでしょう。
【身近なモノ活用術】ツナ缶の油を利用したランプです。缶に穴を開け、芯を差し込みます。芯には綿のひも等が良いそうですが、コーヒーのフィルタをこよりにして作ってみました。2時間位もちます。もちろん中身も食べました(油が減ってヘルシーかも) pic.twitter.com/cqqeOFN7f0
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) November 28, 2013
やはり普段からの備えが肝心!

「もしも」の時に照明代わりに使えるあれこれを幾つかご紹介しました。
しかしこれらはあくまでも、実際に停電になって丁度良い照明器具が無い時の対処方法です。
もちろんどんな状況であっても対処できるようにこういった方法を覚えておくのはとても大事なことですが、まずはいつ「もしも」の時が来ても大丈夫なよう日ごろから備えをしておくことが重要です。
突然の災害・突然の停電に備えて、懐中電灯や電池式のランタン、ヘッドライトなどの照明器具はきちんと用意をしておきましょう。
肝心な時に電池切れで使えないなどということが起こらないように、電池も多めに買い置きしておくようにしましょう。
ほとんどのスマホにはライト機能も付いているので、いざという時はそれを活用するという手もあります。
ですがスマホは災害時の情報収集や緊急連絡など、他にも大切な役割が幾つもあります。
バッテリーを出来る限り消耗させないために、やはり照明器具は別に準備をしておくのがベターでしょう。
まとめ~停電対策の重要性~

いかがでしたでしょうか。
今回は急な停電時の明かりの確保について、様々な方法をご紹介していきました。
・停電は自然災害などによっていつでも起こりうる。
・身の回りのものを使って明かりを確保する方法は幾つもある。
・とはいえ日ごろから緊急時用の照明器具は揃えておいたほうが良い。
・スマホは他の大事な役割もあるのでバッテリー温存のため極力照明代わりにするのは避ける。
以上が重要なポイントになります。
身の回りを多くの電化製品に囲まれた生活が当たり前になっている現代社会においては、とくに長期化するような停電が発生した時に受ける影響は小さいものではありません。
電気なくして私たちの生活は成り立たないと言っても過言ではないでしょう。
非常時への備えの欠かせない1ピースとして、今回ご紹介した明かりの確保を含めた停電への対策はしっかりと行うようにしましょう。
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