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大雨警戒レベルでわかる避難のタイミングとは?最大レベルに到達するまでに避難の準備を!
大雨警報レベルを目安にして、私達は非難すべき状況を直感的に判断できるようになりました。
災害が発生している状態のレベル5に到達する前に、安全な場所へ避難することが大切です。
避難勧告が各市町村の自治体から発令されたときに速やかに行動できるよう、地域の避難場所を事前に知っておくことも必要です。
7月から発生した集中豪雨により、気象庁から大雨警報が発表される地域が増加しています。
災害が発生されると予測された地域には自治体や気象庁から避難勧告が発表され、命を守るために安全な場所へ移動することを指示されます。
この避難勧告の発表は気象庁より5段階で警戒レベルに分けられた大雨警戒レベルによって判断されます。
避難の判断するためにはニュースや自治体からの避難勧告を待ち続ける必要はなく、自分自身で判断して避難の支度を進めることも必要です。
今回は大雨警報レベルが発表されたときにとるべき行動について詳しくご説明したいと思います。
大雨警報レベルとは?
住民がとるべき行動の判断の目安となるために警戒レベルは全部で5段階で区切られています。
・レベル1 気象庁より早期注意情報が発表される。
・レベル2 大雨注意報、洪水注意報が発表される。
・レベル3 大雨警報、洪水警報、氾濫警戒情報が発表される。
避難先への移動が困難な高齢者には避難の開始、他の住民は避難の準備を指示される。
・レベル4 地域住民全員に避難指示が発令される。
・レベル5 実際に土砂崩れ、河川の氾濫などの災害が発生している状態。命を守る最善の行動が要求される。
レベル1~2は気象庁で発表される注意報にあたり、早めの帰宅や不要不急の外出を控えるよう留置しておく段階になります。
最新の気象情報を入手し、警報への心構えをしておきましょう。
レベル3~5からは地域や高齢者、体の不自由な方によって非難する判断基準が変化します。
レベル3では移動に時間がかかる高齢者や体の不自由な方は避難場所への移動を開始します。
レベル4となると発令された市区町村全員が避難を開始する段階となります。
自治体からの避難勧告が発令されていなくても、河川の水位情報などから速やかに非難の判断をしてください。
このレベル4に到達した段階で地域の住民全員が避難を終えていることが望ましいとされています。
レベル5では既に浸水や河川の氾濫などの災害が発生し、命が危ぶまれる可能性がある段階であることを指します。
市区町村がレベル5だと判断し発令したときには町や道路が浸水している可能性がありますので、安全に避難するためにはレベル4から避難を行うことが重要です。
大雨で避難するときには?
ハザードマップで地元の防災情報を確認しておく
自分の家が洪水によって浸水する可能性があるのか、土砂崩れの被害に遭う可能性があるのかはハザードマップで確認することができます。
ハザードマップとは地震や洪水、土砂崩れなどによる被害を予測、その被害範囲を地図に描いたものです。
ハザードマップは国土交通省のwebサイトで閲覧することができます。
インターネットが使用できないご家庭でも各市町村の窓口などで貰うことができます。
あらかじめ災害に遭うと予測されている地域がどこであるのかを知っていると、いざというときの行動に差が出ますので、一度は目を通してどのように避難するべきなのかを計画してみましょう。
ハザードマップに目を通し、安全な避難経路を頭に入れておくことが災害から身を守る手段となります。
ご家族の中に高齢者や車いすを使用されている方がいらっしゃるのであれば、段差や坂道を考慮してどのくらいの時間で避難できるのかを事前に推測しておくことも重要です。
河川や用水路に近づかない
避難指示が発令されたときには大雨によって河川や用水路の水かさが増し、激しい濁流が生まれていることがほとんどです。
道路が浸水し、側溝の蓋が外れていて足を踏み外してしまいそのまま流されてしまう事故も発生しています。
この激しい水の流れに巻き込まれないよう、河川や小さな用水路であってもなるべく近づかないようにしてください。
山などの急な斜面のある場所には近づかない
土砂災害はいつ、どの山、どの丘で発生するのか予測することができません。
大雨警報や土砂災害警報が発表された場合は、山などの急な斜面には近づかないようにしましょう。
山の斜面に住んでいる方はハザードマップを確認し、早めに住居から避難してお住まいの市区町村で指定されている避難場所に移動するようにしましょう。
自宅が浸水する前に避難を
道路が浸水し、家の中に水が浸入しそうな場合はすぐに自宅から離れて避難を始めましょう。
避難準備に手間取った、あるいは様子見をしていて家の中まで浸水が発生している場合は家の上階に避難します。
最悪の場合は屋根に上って救助を待つことになりますが、日ごろからハザードマップを確認し、自分の家が浸水する場所であるかを確認しておくと避難の判断がとりやすくなるでしょう。
屋外の濁流には瓦礫や汚水などが流れている可能性があり、怪我や感染病につながる可能性があるため絶対に泳いで渡ろうとしてはいけません。
非常用持ち出し袋を準備しておく
警報が発令されたときに瞬時に避難できるよう非常用の持ち出し袋を荷造りしておきましょう。
保存期間の長い飲料水や食料品はもちろん、暗い夜道を照らす懐中電灯も重宝します。
定期的に中身の検品をして、賞味期限や使用期限が近づいていれば取り替えるようにしましょう。
日ごろから流水の通り道を掃除する
大雨になると側溝には大量の水が溢れます。
普段からゴミや落ち葉、枝が溜まっていると流れていた水がせき止められてしまい、道路に溢れだして浸水してしまうおそれがあります。
水が滞りなく流れるように、常にゴミは取り除いておきましょう。
無理に自動車で避難しようとしない
大雨や洪水によって道路が冠水しているときに自動車で避難することは非常に危険です。
水が吸気口や排水口からエンジンに入ってしまうと停止してしまい、走行不能に陥ってしまいます。
さらに冠水している濁流の水量が増えれば車が浮き上がって流されてしまう可能性があり、身動きが取れなくなってしまうのです。
走行不能になってしまった場合はその自動車から速やかに脱出してください。
ドアの外側からの水圧でドアを開けることが難しくなり、水が増えれば増えるほど脱出が困難になってしまうからです。
車が動かなくなるトラブルだけでなく、多くの避難者が車を使用して避難しようとすると渋滞が発生し、救助や他の方の避難を妨げてしまうことにもつながります。
こうした理由から徒歩で避難するほうが安全だと言われていますが、指定避難場所から遠方に住んでおり、徒歩での避難が難しい場合は早期に避難を行うことが望ましいでしょう。
【大雨警報レベル】まとめ
レベル5に到達すると河川の氾濫や浸水、土砂崩れなどの災害が発生し、救助に向かうのも非常に困難な状況になります。
レベル5の段階に到達するまでに自力で必要最低限の物資をまとめ、安全な場所に避難するようにしましょう。
大雨洪水警報や土砂災害警報が発令しやすい地域では、レベル4に到達し避難をしたものの災害が発生せず、避難を繰り返せば繰り返すほど警報に対する慣れが生じてしまうことがあります。
逆に普段警報が発生しない場合では自分の地域では、ここは問題ないだろうと油断をしてしまい、災害への危機感を持たずに過ごしてしまう方も少なくありません。
しかしこの慣れを過信してしまうと、実際にレベル5に到達した際に逃げ遅れてしまう原因に繋がることもあり得るのです。
テレビやラジオでのニュース、自治体からの最新の災害情報に耳を傾け、自分で避難の判断をして命を守る行動をとるようにしましょう。
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