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担当者:古川真史
【奈良に住んで20年】奈良を誰よりも愛し続ける奈良ヲタク。人気グルメから人口や歴史、鹿の生息数。何でも答えます。最近は大仏プリン推し。
【餃子・マカロン・金魚!?】奈良県内にある変わり種自販機11選
自動販売機・略して自販機と言えば、多くの方が真っ先に思い浮かべるのは缶やペットボトル飲料の自販機でしょう。
ですが奈良県内のあちこちには、様々な「変わり種自販機」が存在しています。
どこでどのようなものを販売しているのか、特集してみました。
餃子の自販機(奈良市西大寺南町1)
場所:近鉄・大和西大寺駅南口ロータリー
奈良 西大寺の餃子自販機 あんときのなら( ^ω^ ) pic.twitter.com/yB4yWA69QH
— 透河合 (@kokoyy66) January 13, 2022
駅に面したバスロータリーの一角、飲み物の自販機に混じって設置されているのが餃子の自販機。
冷凍餃子なのでその場では食べられず、持ち帰って焼いたり茹でたりする必要はありますが、駅のすぐそばで24時間お手軽に美味しい餃子を買うことができます。
ラインナップはメインのMYP餃子、奈良の地鶏である大和肉鶏を使った鶏餃子、黒ニンニクを使った黒餃子、スパイスの効いたカレー餃子など。
お出かけ前に嬉しいニンニク無し餃子もありました。
1パックに14個~17個(商品によって異なります)入ってお値段は500円~600円。
近鉄「新大宮」駅そばにメインの店舗があり、自販機はそちらにも設置されているようです。
マカロンの自販機(奈良市東向中町280-65)
場所:近鉄奈良駅東口そば 東向商店街内
奈良で見つけたマカロンの自販機。
— もりもーり (@morimori9494) May 6, 2022
買ってみたら、ちゃんと保冷剤も入ってました!#マカロン#奈良 pic.twitter.com/smhIuoihZx
商店街の中にあるパティスリーの店先に置かれた自販機。
こちらでお店にて手作りされたマカロンを購入できます。
ピスタチオやラズベリー・大和茶など10種類以上のマカロンがかわいらしく色鮮やかにディスプレイされており、2種類~3種類のセットで買うことができます。
お値段は個数や種類によって違いますが500円~750円ほど。
一緒に保冷剤も付いてくるので持ち帰りの心配もありません。
手作り商品のため午後になると売り切れが目立ってくるので、確実に好きな味を手に入れたいならなるべく早めの時間に行くのがよさそうです。
ティラミス缶の自販機(奈良市西登美ヶ丘1丁目3-2)
場所:奈良交通「西登美ヶ丘二丁目」バス停より徒歩2分 ならやま大通り沿い
奈良市の野菜ソムリエの店Rokumeikanの自販機でさくらティラミス缶を購入(^_^)/#Rokumeikan#野菜ソムリエの店 pic.twitter.com/zdNSYHCrod
— KAZU (@kazucavalier) April 16, 2022
高級住宅地・西登美ヶ丘の一角にあるイタリアンのお店。
そちらで人気のティラミスを使った「ティラミス缶」がお店の前に設置された自販機で購入できます。
自販機にはティラミス缶のほかにもトマトソースやボロネーゼソース、黒毛和牛の煮込みやステーキソース、スープ、ドレッシング、ソフトドリンクなど多様なメニューがあり、さながらお店の一部が24時間営業でそこにあるような雰囲気になっています。
ルビーチョコを使ったティラミス缶のお値段は600円。缶までかわいい一品です。
焼肉の自販機(奈良市帝塚山1丁目2−11)
場所:奈良交通「帝塚山南一丁目」バス停より徒歩2分 住宅地内
奈良のとある住宅街にポツンとある例の焼肉自動販売機。
— ネノメタル⚡️AsteriA Ahead Of the TRUTH (@AnatomyOfNMT) April 8, 2022
去年末以後、メニューガッツリ増えたのは良いが、「タテバラ」とか「カイノミ」とか希少部位すぎて聞いた事ないんすけどw https://t.co/h725WbbWPu pic.twitter.com/tIBwozoPkv
閑静な住宅地の一角にポツンとひとつ設置されている自販機。これがまさかの焼肉の自販機だという、なんとも不思議な光景がそこにはあります。
牛カルビ・ホルモンなどの焼肉メニューの他には、ビビンバの素や牛タンカレー、チャプチェやキムチなど自販機と言えどメニューは豊富。
焼肉は炭火焼きののちに真空パックし冷凍、他のメニューも調理後に冷凍されているため、すべてレンジで温めればすぐ食べることができます。
価格は焼肉で1,000円前後、その他メニューは500円~600円前後となっています。
この自販機は富雄で営業中の人気焼肉店によるもの。
コロナ禍でも気軽に美味しい焼肉が自宅で食べられるように、と始められたそうです。
冷凍ラーメンの自販機(天理市石上町505-1)
場所:国道169号線沿い 奈良交通「国道櫟本」バス停より徒歩2分
お昼ご飯に立ち寄った
— ペーケポン (@pekepon32101) May 8, 2022
豚骨ラーメン【とりこ】天理
濃厚クリーミーな豚骨が
激ウマ‼︎
セットで頼んだ
『究極のTKG』がまた新感覚‼︎#ペーケポン#ゆかみん飯に負けへんで#ミルダム #ペーケポン飯 pic.twitter.com/Gh3yY8Jb3W
天理市内の国道沿い、西名阪自動車道・天理ICより南側のエリアは数多くのラーメン店が立ち並ぶ激戦区。
そのなかの一店の店先に、ラーメンの自販機が設置されています。
ラーメンの自販機とは言っても持ち帰って調理するための冷凍ラーメンではありますが、24時間お店の味をテイクアウトする感覚で、店内で調理された冷凍ラーメンをご家庭にて楽しむことができます。
ラインナップは定番のラーメンやチャーシューメン、魚介とんこつラーメンなど。
価格はメニューによって680円~880円ほどとなっています。
豆腐の自販機(橿原市今井町4丁目5-12)
場所:近鉄八木西口駅より徒歩10分(奈良交通「四条」バス停より徒歩5分)
珍スポット 豆腐の自動販売機(^.^)
— こども向け マジシャン ジャスパー瀧口 (@jaspertakiguchi) July 26, 2021
奈良県橿原市今井町 pic.twitter.com/Bg9IMpHHSD
木造の古民家が今も立ち並ぶ今井町。
そのちょうど中央あたりにある豆腐のお店の店先には自販機が置かれおり、ここで店内にて手作りされたお豆腐を買うことができます。
絹ごし豆腐・木綿豆腐は200円前後。
お豆腐以外にも豆乳や薄揚げ・厚揚げ、蒟蒻なども販売されています。
自販機の側面には持ち帰り用の袋も設置されていて、嬉しい心づかいです。
日曜日の0:00~月曜日の13:00の間は稼働していませんが、それ以外のタイミングでは24時間手作りのお豆腐などを買い求められるのは、共働きで忙しいご家庭などにはありがたいですね。
風情ある町並みを味わうついでに立ち寄ってみるのも良いかもしれません。
卵の自販機(橿原市各地、桜井市、北葛城郡広陵町)
場所:国道24号線・橿原バイパス「飯高町」交差点南西(鶏卵直売所併設) など
橿原市のあちこちには、市内の鶏卵販売業者さんが設置している卵の自販機があります。
こちらでは月曜日~土曜日の午前中に補充される新鮮な卵を24時間購入することができます。
ラインナップは赤玉(12個入り300円)のほか、規格外サイズの大玉(8個入り200円)や若い鶏の産む小玉(16個入り200円)、見映えの悪さによるわけあり品(15個入り200円)が販売されています。
橿原市だけでなく、近隣の桜井市や広陵町にも設置されているようです。
クレープと焼き芋の自販機(桜井市三輪460-24)
場所:JR三輪駅より徒歩2分 大神神社参道沿い
奈良の桜井にある大神神社に参拝したら、うわさのクレープと焼き芋とカレードリンクの自販機があった。
— きょうこモン@アマビエさまに祈願 (@kyorokyoko) January 23, 2022
焼き芋、半分は売れてたな。 pic.twitter.com/qI9EJRyjzy
日本最古の神社と呼ばれている「大神(おおみわ)神社」の近く、三輪そうめん店の傍らに設置されているのはクレープと焼き芋の自販機。
レアチーズ・生キャラメル・チョコバナナといった様々な種類のクレープや、季節によっては焼き芋がその場で楽しめます。
クレープは三輪そうめんのお店で毎日手作りされており、その日の朝に作られたものが自販機で販売されています。
価格は種類によって異なりますが大体250円~300円。
お金を入れてボタンを押せばビンに入った状態のクレープが出てきて、ビンは自販機横のボックスに返却するシステムになっています。
クレープ自体もビニールで包まれているので、持ち帰って食べることもできます。
人気の自販機のため、確実に買いたいならば午前中に訪れるのがおすすめです。
金魚の自販機(大和郡山市新木町52)
場所:近鉄郡山駅南西に徒歩12分(郡山金魚資料館より徒歩2分)
You Tubeで紹介された大和郡山市の金魚資料館近所にある金魚の自販機です。卵の自販機利用してて金魚の状態考え朝10時〜夕方5時季節によって変更あり金魚以外にメダカも有る。
— ハッシー(ワクチンニ回目接種済み) (@famcom103) May 18, 2022
続く#自販機 #奈良県#金魚 #大和郡山市 pic.twitter.com/Men5QjgDNA
金魚のまち・大和郡山の金魚資料館や金魚養魚場が集まるエリア、その養魚場のひとつが設置しているのが金魚の自販機。
なんと生きた金魚が販売されています。
自販機は商品ごとに区切られたコインロッカーのようになっているタイプで、お金を入れて、欲しい商品の横にあるボタンを押すことで扉が開錠され商品が取り出せる仕組みです。
養魚場で育てている元気な金魚をその日の朝にパッキングし、数匹1袋という単位で売られています。
価格は1袋200円。
様々な品種がおり、金魚以外の魚が売られていることもあるそうです。
こちらは自販機ですが24時間稼働ではなく、養魚場が営業している時間のみの稼働なのでご注意ください。
ハンバーガーの自販機(御所市西寺田494-1)
場所:国道24号線沿い 奈良交通「寺田橋」バス停そば
今日は奈良県御所市にあるハンバーガーの自販機へ!
— びすこ (@huongnam2011) July 10, 2021
結構美味いですよ。 pic.twitter.com/H6HwiXXLdJ
国道沿いの大型スーパー前、ツーリング愛好家などに人気のハンバーガー屋さんの店先に、お店のハンバーガーが買える自販機が設置されています。
ハンバーガー・テリヤキ・チーズなどの定番に加えてチリ・カレーなど合わせて15種類という充実ぶりで、価格は500円~800円ほど。
店舗は土日祝のみの営業ですが、自販機なら平日でも買うことができます。
真空パックの状態で販売されているので消費期限は冷蔵にて5日間。
気軽なテイクアウト感覚で購入して自宅で人気店の味を楽しむことができます。
自販機の横にはレンジも置かれており、その場で温めて食べることも可能です。
柿の葉寿司の自販機(吉野郡吉野町立野222-1)
場所:国道169号線沿い 奈良交通「立野口」「轟」バス停より徒歩5分(無料休憩所内)
奈良県吉野町の無人休憩所の中にある日本でここにしかない珍しい自販機です。
— 奈良虎 〜 nara-tora 〜 (@shima_SV03) March 12, 2022
奈良のソールフード「柿の葉寿司」の自販機です。間もなく桜のシーズンなので、吉野にお越しの際はぜひ立ち寄ってみて下さい pic.twitter.com/pF83DNkLzk
吉野川沿いにある、醤油蔵風の空き店舗を利用した無料休憩所に、奈良の郷土料理として有名な柿の葉寿司の自販機があります。
こちらでは近隣に本店を構える老舗の柿の葉寿司を目玉商品として、町内の業者さんで作られたお惣菜なども販売されています。
行楽の合間に休憩所でほっと一息つきながら食事をとるのにも良さそうですね。
柿の葉寿司3個入りで価格は530円~550円ほど。
パッケージ内容によって若干価格が異なります。
秋には紅葉した葉を使った柿の葉寿司が人気ですが、こちらの自販機にも季節限定で並ぶそうです。
まとめ~変わり種自販機に見る「流れ」~
いかがでしたでしょうか。
今回は奈良県内にある変わり種自販機について特集してみました。
調べてみると、こうした変わり種自販機のほとんどが、どこか特定のお店が自分のところの商品を並べているというケースでした。
つまり、店頭販売やネット販売以外の販路のひとつとして用いられているということです。
ラーメンやハンバーガーのような調理が前提となる食品を自販機で売るというのは特に、品質の管理や提供方法などに工夫が必要になってきます。
それでも自販機で商品を販売するメリットというのは、例えば24時間販売可能かつ即商品の提供が可能といった点も大きいですが、「人を置かずに販売が可能」という点にも注目すべきでしょう。
それは人件費を節約できるというだけでなく、商品の注文や提供の際に対面を避けられるということでもあります。
対面を避けるというのは、コロナ禍を経ての昨今、感染症対策においてとても重要なキーワードとなっています。
お店のメニューをお店で食べるのではなく持ち帰って自宅で頂く、テイクアウトの需要がコロナ禍のなかで高まりを見せてゆきました。
その流れをさらに一歩押し進めた先にある販売形態として、自販機での販売に可能性が見出されている現状があるように思います。
もちろん世の中には様々な流れがあり、変わり種自販機が置かれる理由についても全てを一概にまとめることはできませんが、ひとつの流れとして着目してみるのも面白いのではないでしょうか。
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担当者:古川真史
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