【賃貸で防音室を設置するには?】費用や失敗しないための重要ポイント
「歌・楽器演奏」賃貸に防音室を設置 費用や選び方をご紹介!

賃貸のお部屋で歌や楽器演奏を楽しみたい方にとって、音漏れによる近所迷惑の心配を無くせる防音室は非常に魅力的なもの。
賃貸住宅に設置できる防音室にはどのようなタイプがあるのでしょうか。
設置費用や失敗しない選び方など、詳しく解説していきます。

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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:木原 一憲
得意エリア:奈良市
奈良での不動産キャリア25年以上の実績。これまで15,000人以上にお部屋を紹介。一人暮らしから家族向けまで幅広い賃貸情報に自信あり。休日は奈良の綺麗な街並みや歴史ある神社・仏閣、美味しい飲食店を巡ること。愛車はKawasaki。渡り鳥並みにズバ抜けた方向感覚を持ち、目印となる建物を伝えれば住所をピタリと一致させる特技あり。賃貸の専門家として様々なノウハウを仕入れ発信中。


賃貸住宅で設置できる防音室は2タイプ

賃貸住宅にお住まいの、歌や楽器演奏を趣味とするみなさま。
「防音室が欲しい!」と思われたことはないでしょうか。
やはり集合住宅となると、周囲のお部屋への音漏れが気になるところですよね。
高性能な防音室がお部屋にあれば周りに気をつかわずスタジオやカラオケのように自宅で趣味を楽しめるのに、と感じられた経験をお持ちの方は少なくないでしょう。
また、防音室は周りからの音を遮ることもできるため、集中してお仕事やお勉強・読書をしたい方にもうってつけ。
近年では動画配信を行うスペースとして使われたりもしています。
「でも賃貸に防音室なんて設置できるの……?」と疑問に思われるかもしれません。
が、壁や床に加工をほどこす必要のないタイプの防音室であれば、賃貸住宅にも設置することができます。
大別すると「ユニットタイプ」「レンタルタイプ」の2種類。
まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。
①ユニットタイプ
ユニットタイプは「組み立て式」とも言って、パネルを組み立てて防音空間を作り出すタイプの防音室です。
高い遮音性をもつ壁や床・窓・ドアを備えており、お部屋のなかに防音のための部屋があるような形になります。
設置・撤去は2日前後あれば可能。
そのためお引っ越しが多い方でも設置しやすく、用途やお部屋の形に合わせたカスタマイズがしやすい利点があります。
ただし必要な初期投資は安くはなく、数十万円程度かかる場合も多いです。
ある程度長い期間使用するつもりの方に適したタイプと言えるでしょう。
②レンタルタイプ
レンタルタイプはその名の通り、本体を購入せず月々のレンタル料を支払って借りるタイプの防音室です。
設置・撤去はユニットタイプと同じくすぐに可能。
レンタル料だけで利用できるため、まとまった初期投資を必要とせず本格的な防音室を使うことが可能です。
ただしレンタル期間が長ければ、ユニットタイプのほうが結果的に安く済んだということもあります。
短期間のみ利用したい方向けのタイプと言えるでしょう。
短期集中型の音楽レッスンやコンサート前の練習など、一定の期間だけ防音環境が必要な場合におすすめです。
ほか、ユニットタイプの導入を検討する前のお試しとしてレンタルする使いかたもできます。
防音室を設置するための費用相場は?

気になる防音室の設置費用ですが、相場はいくらぐらいなのでしょうか。
ユニットタイプでは、簡易なものであれば10万円程度から。
もっと本格的な防音室をということであれば、数十万円~数百万円ほどの出費を想定しておいたほうがよいでしょう。
その点レンタルタイプであれば、0.8畳の防音室が月々1万5,000円ほどで借りられることもあります。
防音室設置にかかる費用は、お部屋の形状や階層のほか、設置を依頼する業者によっても変わってきます。
設置にあたっては複数の業者さんに見積りをしてもらい、慎重に比較検討することを推奨します。


防音室選びに失敗しないための2つの重要ポイント

防音室選びで重要なポイントは以下の2点です。
①適切な広さや遮音性能のものを選ぶ
②設置・撤去に手間取らないものを選ぶ
それぞれ詳しくご紹介しましょう。
①適切な広さや遮音性能のものを選ぶ
たとえば楽器演奏にフォーカスした場合、楽器の種類・音の大きさによって、適切な防音室の広さが変わってきます。
・歌の練習やクラリネット・オーボエ・ウクレレの演奏なら0.8畳
・ギターやバイオリン・サックスの演奏なら1.2畳~1.5畳
・アップライトピアノやトロンボーンの演奏なら2畳~3畳
・グランドピアノの演奏なら3畳~5畳、さらに大型のグランドピアノ(ヤマハC7シリーズなど)の演奏であれば5畳以上の防音空間が目安となります。
在宅ワークや勉強など楽器演奏以外の用途も考慮するならば、1.5畳以上あると望ましいでしょう。
また、広さが十分でも、遮音性能が不十分だと楽器の音が外に漏れてしまう場合があります。
遮音性能の基準として「遮音等級」というものがありますが、用途に応じた適切な遮音等級や広さについては、専門の業者さんに相談しながら検討するのがよいでしょう。
②設置・撤去に手間取らないものを選ぶ
一般的に、防音室の規模が大がかりになるほど設置・撤去に時間と費用を要します。
とくに気を付けたいのは、撤去が退去日に間に合わず物件の貸主側とのトラブルになってしまうケース。
意外とこれが少なくないそうです。
もちろん用途に対して適切な広さや遮音性能はクリアしていなければなりませんが、そのなかでなるべく設置や撤去がスムーズに行える防音室を選ぶことは大切です。
とりわけ、とにかくすぐ使いたい方や急に転居する可能性のある方は、この辺りを重視した防音室選びをしましょう。
賃貸で防音室を設置する時は大家さんの許可を忘れずに!

賃貸住宅に防音室を設置する場合、大前提として物件の大家さん(オーナー)には必ず事前に相談し、許可を取りましょう。
防音室の設置は、日常生活に必要な行為とは言えません。
賃貸借契約の内容によっては問題なく設置できる物件もあるでしょうが、無断での設置が認められない場合は多々あります。
その確認も含めて、大家さんには先にきちんと話を通しておくべきです。
無断での設置が認められないなかで勝手に設置をしてしまったら、高い費用をかけて設置した防音室の撤去を求められるかもしれません。
工事や使用にあたって壁や床に傷がついてしまったら、退去時に原状回復の費用を請求される可能性もあります。
賃貸住宅での生活には、貸主との間の信頼関係が必要不可欠。
ご自身が快適に暮らしていくためにも「断られるかもしれないから」「面倒だから」などという理由で確認・相談を怠らないようにしてください。
まとめ~存分に趣味を楽しむために~

いかがでしたでしょうか。
今回は賃貸住宅における防音室の設置について見ていきました。
何かと近隣への配慮が欠かせない賃貸住宅において、防音室は気兼ねなく楽器演奏などを行えて、なおかつ周囲にも迷惑をかけない手段として非常に効果的と言えます。
レンタルであっても導入にはそれなりのコストはかかりますが、音漏れによる騒音トラブルを気にせず存分に趣味を楽しむため、もしくは周囲の騒音を気にせずお仕事・作業に集中するために、検討してみる価値はあるかもしれませんね。
その際、大家さんに許可を取ることは忘れないようにしましょう。


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