【2025年】不要になった自転車の処分方法とは?適当な処分は危険!注意ポイント!
不要になった自転車はどうやって処分すれば良いの?
自転車が不要になったとしても、生活ゴミとして処分することはできません。
また、状態が良く使用に支障がい自転車であれば廃棄処分してしまうのは勿体ないかもしれません。
そこで、いくつかの処分方法と処分に関する注意点をご紹介します。
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賃貸専門家:木原 一憲
得意エリア:奈良市
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自転車の処分を考えるときってどんなとき?
多くの場合、自転車が不要になって処分を考えるタイミングはいくつかに分けられます。
・自転車が壊れて乗れなくなった
・新しい自転車を購入するため古い自転車を処分したい
・電車や自動車など他の移動手段に切り替えて不要になった
・引っ越しに際して大きな荷物になるため処分をしたい
まず、壊れて乗れなくなった場合、多くの方は廃棄処分を検討するでしょう。
買い替える場合でも、古い自転車が故障しての買い替えであれば廃棄処分になるでしょう。
しかし、元々が高価な自転車であったり、簡単な修理で乗れるようになるのであれば、引き取り手を探す方法もあるかもしれません。
移動手段が変わった場合や引越しの荷物から除外したい場合は、まだ乗れる状態なら廃棄処分以外の方法を検討する方が良いかもしれません。
一般的に自転車の処分をする際、廃棄処分の場合は有償となることもありますが、概ね短時間で処分ができます。
逆に、状態の良い物は無償で引き取ってもらったり買い取ってもらうことができますが、処分に時間や手間がかかることが考えられます。
自転車の状態や手間をかける余裕があるかどうかなど、適切な処分方法を選びましょう。
自転車の処分で注意するべきポイントは「防犯登録」
自転車を購入した際に必要となる防犯登録は、盗難などにあった場合に所有者を特定するために必要な登録です。
自転車の購入時に自転車に張り付けられる「登録シール」と、シールと対になって発行される「登録カード」のいずれかが防犯登録に関わる手続きに必要になるため、大切に保管しておく必要があります。
一般的に自転車販売店が「自転車防犯登録所」として各都道府県警に届けており、店舗で新規登録や登録の抹消などの手続きが行えます。
処分する場合には事前に防犯登録の抹消、譲渡された側は新たに新規登録を行う必要があります。
また、新規登録も抹消も自治体ごとに定められた手数料が発生するため、手続きには数百円の費用負担があります。
廃棄処分の費用が無償であっても手数料は別途発生するといった例もあるため覚えておきましょう。
壊れた自転車や不要な自転車の廃棄処分をしたい場合
自転車を廃棄処分する場合、方法はいくつかあります。
①自治体の粗大ごみとして回収してもらう
粗大ごみで回収してもらう場合には、自治体ごとの適切な処分手順を踏む必要があります。
粗大ごみの処分費用を役所などで納付し、その際に受け取ったシールや札などを処分する自転車に付けたものを、特定の回収日に所定の場所に出しておくといった方法が多いようです。
その他に、専用の窓口に連絡して引き取りに来てもらう方法や、自治体のクリーンセンターなどに持ち込む方法などがあります。
いずれの場合でも数百円~千円程度の処分費用が発生することがあります。
また、粗大ごみで処分する場合、引き取りの場合は事前に防犯登録の抹消を行っておく必要があります。
クリーンセンターでの処分には防犯登録の抹消は必要ありませんが、持ち込みの受付時間が限定されていることや市街地から離れた場所にあることも多いため、支障なく持ち込めるのか確認をしておきましょう。
②自転車販売店に処分を依頼する
自転車販売店が引き取り処分を受け付けていることも多く、大手チェーン店であれば持ち込む前に連絡する必要もありません。
買い替えなのか処分のみなのかで異なりますが、防犯登録の抹消費用として無償~千円程度の処分費用が発生することがあります。
自転車販売店の場合は自分で持ち込む必要があるため、自転車が故障して乗ることができず引き取りなどを希望する場合は事前に相談をしてみると良いでしょう。
自転車販売店は防犯登録所を兼ねていることが多く、その場で防犯登録の抹消なども依頼できるため、手続きが簡単に済みます。
③回収業者に処分を依頼する
定期的にトラックなどで巡回している不用品の回収業者、というのは比較的どんな地域でも見つかります。
そういった回収業者に処分を依頼すると、比較的早く引き取りに来てくれるため、当日での処分も対応してくれる場合があります。
急な引越しなどで自転車を処分したい、持ち込んだりする余裕が無いといった場合にオススメの処分方法です。
しかし、処分費用が他の方法と比べて多少高価になり、千円~三千円程度の費用がかかることが多いようです。
また、防犯登録の抹消ができるかどうかなども回収業者によって異なるため、事前に確認しておく必要があるでしょう。
動く自転車を引き取りまたは買い取ってもらいたい場合
まだ動く自転車であれば、廃棄処分ではなくリサイクルや販売といった方法が良いでしょう。
スポーツタイプの自転車など、元々が高価な自転車であれば故障していても欲しいという人が居るかもしれません。
①リサイクルショップで買い取ってもらう
リサイクルショップは、持ち込みの他に出張買取などを行っている場合もあります。
買い取ってもらう場合には、ライトが切れていたりブレーキが正しく動作するなどの基本的な動作に支障が無い事が条件となっていることが多いようですが、千円以上の買取価格がつくことが殆どです。
汚れがひどかったりステッカーなどがベタベタ張ってあると査定額に影響があるため、キレイに洗ってから査定してもらうようにすると良いでしょう。
その他のものと一緒に買取りを依頼することもできるため、引越しなどで不用品が多く出る場合には、まとめて買い取ってもらうことも検討すると良いでしょう。
リサイクルショップで買い取ってもらう場合、受付時に身分証明書や自転車の防犯登録証が必要になります。
防犯登録の抹消については店舗によって対応していない場合があるため、買取を依頼する前に確認を忘れないようにしましょう。
②インターネットオークションやフリーマーケットサイトで販売する
個人売買の手段が多様化したことで、ネットオークションやフリマサイトは不用品の販売方法として一般化しています。
自分で希望した販売価格が設定できたり、不要になった部品などもまとめて出品すれば、最も手元にお金が返ってくる処分方法となるでしょう。
故障していても、簡単な修理で直せるものや部品単位でも個人売買では立派な商品になることもありますので、人気の折畳み自転車やスポーツタイプの自転車であれば時間をかけてお金に換えることもできるでしょう。
ただし、画面越しで商品の状態を確認するため実物との違いでトラブルになってしまうことも珍しくありません。
傷や汚れといった状態については詳しく記載するなど、購入者が誤解してしまわないような配慮が必要です。
また、個人売買であれば事前に防犯登録の抹消を行っておく必要がありますので、出品前に忘れないようにしましょう。
③友人や知人に譲る
友人や知人に引き取ってもらえるのであれば、両者間で合意の上でのやり取りを行えば問題ありません。
しかし、防犯登録は一度抹消してから新たに譲渡された人で登録し直す必要があります。
面識があるからと言って防犯登録をそのままにしておくと、自分のトラブルになってしまう可能性があります。
事前に防犯登録を抹消してから引き渡すか、時間がない場合には譲渡証明書を作成しておき後日登録をやり直すと良いでしょう。
故障した自転車を放置するのも良くない?
持ち家の敷地内に故障した自転車が置いてあってもそれほど気に留められませんが、賃貸住宅の自転車置き場といった共用スペースに、故障した自転車や乗らなくなった自転車が放置されていると住民トラブルに繋がることもあります。
錆びたまま放置すれば自転車置き場に錆が付いたりするなど、責任を問われる可能性もあるでしょう。
故障したり乗らなくなった自転車は放置せず、不要になったのであればあまり放置せずに正しく処分をするようにしましょう。
自転車の処分は防犯登録を忘れずに
自転車の処分は廃棄処分であっても譲渡であっても、防犯登録の抹消など手続きを忘れず行う必要があります。
防犯登録を抹消せずに適当に処分してしまった場合、その自転車が犯罪に使われたりすると自分に容疑がかけられることもあります。
譲渡を行う場合も事前に防犯登録を抹消しておかなければ、盗難された自転車と判断されてしまい窃盗の容疑をかけられるなどトラブルになることも考えられます。
悪質な回収業者やリサイクルショップを通じて処分をした場合、防犯登録を抹消せずそのまま人から人へと渡った例もあるなど、自転車防犯登録所ではない業者に依頼する場合も注意が必要です。
処分を検討の際には、処分方法に適した防犯登録の手続きも行うようにしましょう。
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