【知っておきたい!】ペット飼育可能な賃貸物件の猫飼育方法!
猫も住民も気持ち良く快適に生活するために必要なこと
猫と一緒に暮らす方が賃貸でお部屋探しをされる場合、「ペット可」とされている物件を探すことが多いでしょう。
しかし残念なことに、「ペット可」とされているお部屋でも「猫はNG」とされるケースは少なくありません。
その理由はオーナーさんの中で、「猫は特有のにおいがあるので部屋ににおいが染みつてしまうのではないか」「壁や柱で爪を研ぐのではないか」「外に出て近隣住民とトラブルになるのではないか」…といった心配があるからです。
しかし、これらの心配は飼い主のしつけと対策で回避することが可能です。
そして、オーナーさんのそのような心配は無用であることをアピールできれば、オーナーさんに安心してもらえ、お部屋を決めることができるかもしれません。
今回は、賃貸住宅で猫とともに暮らすために気をつけたいことについて解説します。
Web担当者:西村貴文
奈良生まれ奈良育ちのプログラミングがちょっと分かる私が奈良に関する賃貸情報など様々な情報を幅広く更新していきます!
猫のニオイ対策
猫のニオイの原因は猫のおしっこや、発情期に起こりやすいオスの「スプレー行為」というマーキング行動によるものがほとんどです。
発情期への対策は別項目に譲り、ここではおしっこの対策について紹介します。
トイレの場所を決め、コロコロ変えない
猫のトイレの場所を覚えてもらうために、トイレの場所はいったん決めたら変えないようにしてください。
トイレのこまめな清掃
猫のトイレは定期的に清掃することが重要です。
猫のおしっこを即座に取り除き、トイレボックスの中の尿や固まった砂を定期的に取り除くようにしましょう。
また、トイレボックス全体を定期的に洗浄し、消臭スプレーなどでニオイを抑えることも有効です。
消臭効果のある猫砂や、ニオイを吸収するタイプの猫砂を使用するのもいいでしょう。
上記のほかにも、定期的な換気を行うことや、空気清浄機を使用するなどして、お部屋の空気をきれいに保つことでニオイを防ぐことができます。
爪で部屋を傷つけるのを防ぐ対策
猫の爪問題としてまず気になるのは、猫の爪とぎです。
爪とぎは猫本来の習性ですので、それ自体をやめさせることはできません。
でも、工夫次第でお部屋へのダメージを防ぐことができます。
爪とぎ用の適切な場所を提供する
猫の爪とぎは本能的な行動ですので、やめさせることは不可能です。
ならば、「爪とぎをしてもいい場所」を提供してあげましょう。
しっかりとした素材の爪とぎ板のほか、太い縄やカーペット、ダンボールなどを使用するのも方法です。
これらを猫が好きな場所に置いてあげると、うまくいけば「猫のお気に入り爪とぎ場所」として機能してくれます。
定期的に猫の爪を切る
猫の爪を定期的に切ることで、長く鋭利な爪になるのを抑えることができます。
爪が鋭利になると、研ぎたくなる衝動が強くなるため、定期的に爪を切ってあげましょう。
爪とぎ以外でも、不意に部屋の中を傷つけてしまうことを防げます。
爪を研がせない場所を保護する
猫に爪とぎ場所を提供すると同時に、「爪を研がれたら困る場所」を保護しましょう。
家具の角や壁を保護するために、クリアテープや特殊な保護フィルムを使ったり、爪とぎ防止スプレーをかけたりするという方法があります。
脱走によるトラブルを防ぐ対策
猫が大きな声で鳴いたり、近隣住民の敷地に入ったりすることでトラブルを起こすことがあります。
特に問題になるのは、猫の脱走です。
猫は、ストレスをためると外へ行きたがります。
特に引っ越してきたばかりや、模様替えなどによる環境の変化など、猫がお部屋で落ち着いていられない環境になると、外へ行きたいという衝動が起こりやすくなります。
また、猫は耳がいいので、突然大きな音が聞こえるとパニックになってしまいます。
できるだけ静かな環境で過ごさせてあげましょう。
その他、ドアや窓などのうっかり閉め忘れにも注意。
わずかな隙間から猫が出ていくことがあります。
猫はそのドアの先を行きたいと思うと意地でも行こうとします。
器用な猫なら、前足で引き戸の幅を広げて出ていくことも。
猫の脱走は近隣とのトラブルを起こすだけではありません。
2階以上の部屋に住んでいる場合、ベランダから猫が脱走すると転落の恐れがあります。
特に高階層の場合、猫が大けがを負うリスクも高くなるだけでなく、命を落とす可能性もあります。
万が一に備えて、低階層の部屋を選ぶようにすると、少なくとも転落死のリスクは避けられます。
前置きが長くなりましたが、猫の脱走を防ぐ対策をいくつか紹介します。
網戸ストッパーをつける
先ほど、器用な猫なら引き戸を開けてしまうと言う話をしましたが、このような猫なら網戸も簡単に開けてしまいます。
また、網戸から出入りできるといつしか網戸を破ってしまう可能性もあります。
そして破った網戸から出て行ってしまう可能性も。
網戸の修理に猫の脱走と踏んだりけったりになってしまうのはつらいですよね。
ベランダにフェンスをつける
ベランダの隙間をフェンスや転落防止ネットで囲ってしまうという方法です。
ベランダの手すりを乗り越えられないようにネットを張る、ベランダの手すりの下をフェンスやネットで隙間を埋めるなどの方法です。
ベランダに猫の安全ゾーンを作る
しかし、暖かい日に猫にひなたぼっこをさせてあげたいという思いもありますよね。
こういう場合は猫の安全ゾーンを作ってあげるといいでしょう。
パーテーションでベランダの奥に、猫専用のひなたぼっこ場所、すなわち安全ゾーンを作ってあげると、猫のプライベートスペースを作ってあげることにもなり、猫にとっても過ごしやすくなるのではないでしょうか。
脱走しにくい物件を選ぶ
間取りや構造上、猫が脱走しにくい物件を探すのも方法です。
物件を探す際は「ペット可」のほかに以下のような点に注目してみるといいでしょう。
・玄関とリビングの間に扉があるか
・やわらかい材質の床や壁の物件は避ける。
特に砂壁はNG
・1階または2階の物件を選ぶ(万が一の落下対策のため)
そして何よりの方法はこれです。
猫が過ごしやすい室内を作る
猫にとっておうちが1番だと思ってもらうのが一番の脱走防止策です。
室内で猫が快適に過ごすことができれば、外に行こうとは思わなくなります。
適切な遊び道具やキャットタワー、高い場所へのアクセスを提供することで、猫がストレスを感じることなく快適に過ごせるようにしましょう。
発情期のトラブルを防ぐ
また、猫が発情期(生後5ヶ月から6ヶ月位)を迎えたときに、異性の猫を求めて大きな声で鳴いたり、おしっこを撒いたり、スプレー行為(オス猫)というマーキング行動を起こします。
ある意味、この時期が脱走の危険性が最も高いと言えそうです。
発情期の猫の行動に対する対策は脱走防止だけでなく、去勢や避妊の手術を検討する必要があるかもしれません。
【ペット飼育可賃貸での猫の飼育】おわりに
近年、ペット可の物件は増えています。
しかし、ペットの種類や大きさ、頭数によっては、大家さんとの協議が必要になる場合があります。
賃貸のマサキでも、ペット可の物件を紹介しています。
オーナーさんとのペットに関する条件等のすり合わせなども、ルームアドバイザーに相談が可能です。
猫と暮らすお部屋の引っ越しをご検討される方は、ぜひ一度、賃貸のマサキにご相談ください。
家族の一員である猫ちゃんとの暮らしが、より豊かになる手助けができれば幸いです。
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