【賃貸契約直後に解約するとお金は戻る?】解約した場合の疑問点を解説
賃貸契約直後に解約するとお金は戻るのか?

賃貸住宅を契約した直後に、やむを得ない理由で解約しないといけなくなった場合、支払ったお金は戻ってくるのか、違約金がかかるのかなど、気になる点があると思います。
そこで賃貸契約直後に解約した場合の疑問点などを解説していきます。

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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:木原 一憲
得意エリア:奈良市
奈良での不動産キャリア25年以上の実績。これまで15,000人以上にお部屋を紹介。一人暮らしから家族向けまで幅広い賃貸情報に自信あり。休日は奈良の綺麗な街並みや歴史ある神社・仏閣、美味しい飲食店を巡ること。愛車はKawasaki。渡り鳥並みにズバ抜けた方向感覚を持ち、目印となる建物を伝えれば住所をピタリと一致させる特技あり。賃貸の専門家として様々なノウハウを仕入れ発信中。
賃貸住宅を契約するまでの流れ

まずは賃貸住宅を契約するまでの簡単な流れについて確認しましょう。
通常は「賃貸住宅を探す」「よさそうな物件を見つけたら内見の予約をする」「気に入ったら申し込みをする」
「審査の結果を待つ」「契約書の説明を受けて必要事項を記入する」「料金の支払いを行う」
「鍵を受け取る」「引っ越しをする」という流れになります。
賃貸住宅を探す
最初に行うことは、賃貸住宅を探すことです。
自分が希望する条件の物件を探さなければいけませんが、近年ではインターネットで探す人が多いでしょう。
インターネットを利用するメリットは、どこにいても日本全国の物件を探せることです。
不動産屋に出向いて探すこともできますが、気に入った物件がなければ無駄足になりますし、時間も交通費もかかります。
その点インターネットであれば、スマートフォンやパソコンなどがあれば、通信費以外はかかりません。
しかもインターネットを利用すれば、
・賃貸住宅の場所
・最寄りの駅からかかる時間
・家賃や敷金、礼金などの料金
・間取りや面積
・築年数や建物の構造
このような情報も簡単に見ることができます。
自宅でじっくりと探すことも可能なので、まずはインターネットで探すことをおすすめします。
後で後悔しないように、じっくりと時間を掛けて探すのもよいですが、人気の物件はすぐに埋まることも多いので、あまり遅すぎると申し込みをしたときに先客がいると断られてしまうこともあります。
よさそうな物件を見つけたら内見の予約をする
よさそうな物件が見つかったら、最初に行うことが内見の予約です。
内見は必ず行わなければいけないことではありませんが、どのような状態なのかを自分の目で見ておくことも大切です。
可能であれば必ず内見をしてから契約しましょう。
内見の時点では、まだ不動産屋の担当者と接触をしただけで、一切契約書も交わしていませんので、思っていた賃貸住宅とは違うと感じたら、断っても問題はありません。
もちろん料金の支払いも発生しません。
審査の結果を待つ
申し込みを行ったら、今度は審査の結果を待ちます。
不動産屋によっては、この時点で料金を支払ってほしいと言われることもありますが、あくまで仮押さえのための料金です。
そのため、審査が通過しなかった場合は、このお金はきちんと返却されます。
契約書の説明を受けて必要事項を記入する
審査に通過すれば、後日不動産屋に出向いて契約書の説明を受け、必要事項を記入します。
このときに初めて契約をしますが、契約書に記名や押印をする前であれば、契約が成立していない状態です。
記名や押印をする前に断れば、まだお金も支払ってませんし、契約も交わしていないので、問題なく断ることができます。
もちろん違約金が発生することもないので、安心してください。
料金の支払いを行う
契約書についての説明を受け、押印や記名を行えば、この時点で契約を交わしたことになります。
契約を交わしたら、今度は所定の口座にお金を振り込むように言われるのが一般的です。
後はお金を振り込めばよいだけなのですが、この時点ですでに契約を交わしている状態なので、もし入居を断っても返金が難しくなります。
鍵を受け取る
入金が完了すると、鍵を受け取る日を決めて不動産屋に連絡をします。
通常は引っ越しの当日や前日を指定することが多いでしょう。
鍵の受け取りには、直接不動産屋まで来てほしいと言われるのが一般的です。
以前は郵送に応じてくれることもありましたが、近年では少なくなっています。
鍵の受け取り前でも、すでに契約を交わしていれば、料金の返却は厳しくなります。
引っ越しをする
契約書を交わして料金を振り込み、鍵を受け取れば後は引っ越しをするだけです。
引っ越しが終了すれば、当然キャンセル扱いにすることはできません。
引っ越し後に退去をするときは、退去届を記入して不動産屋に郵送するか、直接持っていくことになります。
その際には清掃費用も請求されるので、引っ越しをした直後に退去しても、何年か借りてから退去をしても手続きの方法は一緒です。
ただし、引っ越し直後であれば部屋の状態はよい場合が多いので、不動産屋や大家さんによっては、清掃は行わずに敷金のみ全額戻ってくる可能性があります。
通常は入居すれば清掃を行う場合が多いため、清掃費用を差し引かれた状態で戻ってくることが多いでしょう。
引っ越し直後の解約なら一部のお金が戻るケースもある

契約書を交わす前であれば、すでに支払った料金も戻ってきますし、違約金や退去費などを請求されることもありません。
契約を交わした後だと、すでに支払った料金が戻ってくることは少ないでしょう。
しかし、引っ越しをする前であれば、解約自体はスムーズに行うことができます。
それに対して、引っ越しをした後であれば、当日や翌日に解約の手続きをしても、1ヶ月後の解約になるケースが大半です。
通常賃貸住宅を借りるときの契約書には、退去する1ヶ月前までに届け出をするように明記されているケースが多いでしょう。
そのため、引っ越しをした当日や翌日に退去届を出しても、翌月分の家賃も請求される場合が殆どです。
不動産屋や大家さんによっては、翌月分の家賃を免除してくれる場合や、すぐに解約の手続きをしてくれる場合もありますが、このようなケースはまれですし、温情で行ってくれたことだと思ってよいでしょう。
引っ越しのときに必要になる料金は、契約する物件によって多少異なるものの、一般的には
・敷金
・礼金
・仲介手数料
・前家賃
・鍵の交換費用や部屋の消毒費用
・引っ越し代
・保険料や保証会社に支払う料金
これらの料金が必要になります。
もちろん引っ越し後であれば戻ってくることはまずありませんが、敷金に関しては全額戻ってくる可能性があります。
敷金は清掃代に使用されるケースが一般的です。
しかし、わずか数日だけの入居であればきれいな状態を保てている場合が多いので、清掃を行わずに再度募集を行うケースもあります。
即日退去や数日だけの入居の場合は敷金が全て戻る可能性もあるので、交渉してみるのもよいでしょう。
ただし、普通は清掃代を差し引いた状態で戻ってくる料金なので、一方的に全額返してほしいと主張するのはやめるべきです。
保険料に関しては、全額戻ってくる可能性はまずありませんが、何割かは返金してもらえます。
退去するまでの日数が短ければ短いほど戻る金額も増えるので、やむを得ない事情ですぐに引っ越しをしなければいけなくなったと連絡を入れておきましょう。
入居直後の解約でも問題はない

賃貸契約というのは、大きく分けると普通借家契約と定期借家契約があります。
定期借家契約というのは、契約期間は様々あり、基本的に契約を更新することができません。
普通借家契約の場合は、2年ごとに更新ができるのが一般的で、貸主の方から一方的に契約の解除を申し出ることは不可能です。
中には自動的に契約が更新される物件もあります。
どちらも最初から契約金が決まっていますが、契約途中で借主側から契約の解除を申し出ることは可能です。
特に違約金が発生することもありませんし、何年以上住まなければいけないという決まりませんが、物件によっては最低1年以上などと決められていることがあります。
近年は敷金や礼金が不要な賃貸住宅もありますが、中には最低契約期間が定められている場合や、敷金礼金が不要な代わりに、清掃費用として別途請求されるケースもあるので注意しましょう。
中には保証会社への加入が義務付けられている場合や、更新料が若干高いケースもあります。
最低契約期間に満たない状態で退去の申し出を行うと、家賃1ヶ月分を違約金として請求される場合があります。
このようなトラブルを避けるために、契約時にきちんと確かめておきましょう。
最低契約期間が定められていたとしても、違約金を支払えば解約自体はできます。
また、事情によっては違約金を免除してくれる可能性もあるので、相談をしてみるのも良いでしょう。
【賃貸契約直後に解約するとお金は戻る?】まとめ

今回は賃貸契約をした直後に解約した場合、料金は戻ってくるのかについて紹介してきました。
基本的には契約書を交わす前に支払った料金であれば、問題なく返却してもらえます。
しかし、契約書を交わした後になると、料金は戻らないのが一般的です。
特に引っ越しが終了してしまうと、解約するのに1ヶ月以上かかる場合も多いので注意しましょう。
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