【生駒聖天お彼岸万灯会はいつ行われる?】詳しい行事内容やアクセス方法について
生駒聖天お彼岸万灯会とはどのようなイベント?
奈良県でもいろいろなイベントが開催されていますが、生駒市では生駒聖天お彼岸万灯会というイベントが開催されています。
生駒聖天お彼岸万灯会はどんなイベントなのか、生駒市のどこで開催されているのかなどを詳しく紹介していきたいと思います。
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担当者:安達竜哉
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生駒聖天お彼岸万灯会が行われている場所
生駒聖天お彼岸万灯会は、奈良県生駒市で開催されているイベントです。
場所は宝山寺と呼ばれているお寺で、アクセスもよくなっています。
まずは「宝山寺」について見ていきましょう。
「アクセス方法」や「開催時期」についても確認していきます。
宝山寺
生駒聖天お彼岸万灯会が開催されている宝山寺は、奈良県生駒市門前町1-1にあります。
ちょうど生駒山の中腹に存在しており、聖天さんという愛称で親しまれています。
毎年300万人ほどの人が訪れるお寺で、奈良県内でも屈指の観光客数を誇っているのです。
今から300年ほど前に作られたお寺ですが、当時は宝山寺ではなく、大聖無動寺という名前でした。
本堂には湛海律師作の御本尊をはじめ、不動明王などがたくさん安置されています。
アクセス方法
生駒聖天お彼岸万灯会が開催されている宝山寺へ行くには、近畿日本鉄道を利用するのが便利です。
最寄りの駅は生駒駅となっています。
生駒駅には近鉄奈良線、近鉄生駒線、近鉄けいはんな線の3つが乗り入れている大きな駅です。
生駒駅で下車したら生駒ケーブルに乗り、宝山寺駅で下車しましょう。
宝山寺駅から歩いて10分ほどで宝山寺に到着できます。
宝山寺には駐車場も完備されているので、車で行くことも可能です。
開催時期
生駒聖天お彼岸万灯会が開催されているのは、秋分の日となっています。
2023年は9月23日に開催されます。
時間は16時ごろから20時となっていますが、2023年は土曜日の開催となっているので、混雑する可能性もあります。
参加する場合には時間に余裕を持ってくるようにしましょう。
宝山寺で行われている行事
宝山寺では秋分の日に行われている生駒聖天お彼岸万灯会以外にも、さまざまなイベントが開催されています。
そこで宝山寺で行われているイベントについて見ていきましょう。
主なイベントは「生駒聖天お彼岸万灯会」「般若窟柴燈大護摩供」「大護摩会式」「大鳥居大注連縄奉納」などがあります。
他にもいろいろなイベントが毎年行われているのです。
生駒聖天お彼岸万灯会
まずは今回のメインである生駒聖天お彼岸万灯会について見ていきます。
生駒聖天お彼岸万灯会は秋分の日に行われており、境内一円に燈明が灯されます。
その数はろうそくが1万、灯篭が600となっており、懺悔や滅罪、四恩や先祖への感謝の法要が行われています。
ちなみに四恩というのは、
・父母
・国土
・衆生
・三宝
を意味しているのです。
法要は17時から行われ、300体を超える石仏が並んでいる参道に一斉に燈明が灯る姿は圧巻です。
この幻想的な姿を見るために、毎年多くの人が訪れています。
般若窟柴燈大護摩供
宝山寺で行われているイベントは、生駒聖天お彼岸万灯会だけではありません。
他にもたくさんイベントが行われており、その1つが般若窟柴燈大護摩供です。
般若窟柴燈大護摩供は国家安穏や天下泰平を祈願して行われているイベントで、毎年3月の第二日曜日に開催されています。
そのため、参加したい場合には毎年日にちが異なるので、必ず確認してから来場するようにしましょう。
特に圧巻なのは、護摩が焚き上げられたときです。
さらに護摩の火が消えた後には、火渡りという修業が行われます。
これは火の中に座っている不動明王と同じ境地に至ることが目的と言われています。
また、火を渡ることで汚れや迷いが焼き払われるのです。
新しい自分に生まれ変わるための行事だと言っても過言ではありません。
大護摩会式
宝山寺では大護摩会式というイベントも行われています。
どのようなイベントなのかというと、毎年4月1日に行われており、五穀豊穣や国家安泰を祈願するものです。
また、宝山寺中興の祖淡海律師が、延宝8年に三日三晩火の前に座り続ける苦行を行っています。
その際には約8万枚の護摩供を修されたと言われているのですが、この道徳を偲ぶためのイベントでもあるのです。
祈祷が終わった後には、8000枚の護符が配られるのですが、護符には火難除けの御利益があると言われています。
大鳥居大注連縄奉納
大鳥居大注連縄奉納は、12月16日に行われているイベントです。
宝山寺青年会の人たちがもち米の藁を持ち込み、縄を作って奉納しています。この縄は法要後に鳥居に吊るされるのが特徴です。
この縄は注連縄と呼ばれており、長さが約7メートル、重さが約450キロもあります。
宝山寺境内の案内
宝山寺境内にはたくさんの建物が存在しています。
そこで宝山寺境内にある建物をいくつか紹介していきます。
お寺の中心と言っても過言ではなく、生駒聖天お彼岸万灯会の法要が行われる「本堂」をはじめ、春秋二期の彼岸法要が行われている「大師堂」、重要文化財に指定されている「獅子閣」について解説していきます。
本堂
宝山寺境内にも本堂がありますが、本堂はお寺の象徴と言ってもよいでしょう。
宝山寺の本堂では、生駒聖天お彼岸万灯会の法要をはじめ、いろいろなイベントが行われています。
そんな宝山寺の本堂は、延宝8年に仮本堂を現在の形に建てたのが始まりだと言われています。
創建当時の威風が現在でも残されている唯一の建物としても知られているのです。
そんな本堂には御不動様が鎮座していますが、その横に置かれている制多迦童子が有名です。
少年の容貌と成人の容貌が共存している仏像としても知られており、豊かな表情をしています。
制多迦童子は不動明王の従者であり、三尊として作られることが多い銅像です。
江戸時代に作られており、湛海律師という人が制作の指揮をしたと言われています。
表情が細かくて立派な銅像なので、宝山寺に来た際には拝見してみるのもよいでしょう。
大師堂
大師堂は宝山寺境内の中でも比較的新しい建物となっています。
宝山寺の古地図には大師堂跡と記載されているのですが、機縁を得ないままだったと言われています。
現在の大師堂が建設されたのは、昭和42年3月21日のことです。
現在では有縁信者の位牌が安置されているとともに、春と秋のお彼岸に法要が行われています。
獅子閣
獅子閣は明治8年に、新潟出身の吉村松太郎という大工の腕を見込んだ第14世乗空が建設を命じました。
吉村松太郎は神奈川に行き、3年間の修業を経て獅子閣の建設に取り掛かりました。
そして明治17年に完成しています。
2階建ての建物となっており、1階部分は洋風な感じとなっています。
それに対して2階部分は和風になっているという和洋折衷の建物ですが、当時はまだ珍しかったのです。
そんな獅子閣ですが、昭和36年3月23日に重要文化財に指定されました。
【生駒聖天お彼岸万灯会はいつ行われる?】まとめ
2023年も生駒聖天お彼岸万灯会が開催されますが、開催場所は奈良県生駒市の宝山寺です。
近鉄生駒駅から生駒ケーブルに乗り、宝山寺駅から歩いて10分とアクセスもよくなっています。
駐車場も完備されているので、車で来ることも可能です。
境内一円に壮大な燈明が灯る姿はとても美しいので、興味のある人はぜひ訪れてみて下さい。
時間帯は16時ごろから20時までとなっています。17時からは本堂で法要が行われます。
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