【ベッド派?それとも布団派?】1人暮らしにはどちらが最適?
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賃貸専門家:内田紘一
資 格:宅地建物取引士
宅地建物取引士保有で業界10年以上のベテラン!先読みする性格を武器に数多くの賃貸媒介をこなし、特に学生では成約数TOPクラスの実績。休日の日は家族・愛犬と車中泊をしながら、各地の有名観光地巡りなどドライブをする事が趣味です。奈良市はもちろん、生駒市・大和郡山市など、エリアを問わず奈良に詳しい賃貸専門家の内田がご紹介します。
ベッドと布団のメリットとデメリットをご紹介!
寝るときに使用する寝具は、大きく分けると畳やフローリングに直接敷いて使用する布団と、常に設置しておけるベッドに分かれるでしょう。
最近はベッドを使用する人が多いですが、一人暮らしの場合にはワンルームを借りる人も多く、あまり広くない部屋を選ぶことも多いので、しまえば空いたスペースを活用しやすい布団を選ぶ人もいます。
そこでベッドと布団のメリットとデメリットをそれぞれまとめましたので、参考にしてもらえればと思います。
ベッドのメリットとは?
近年寝具はベッドを使う人が多いですが、ベッドにもメリットとデメリットがあります。
広い部屋に住んでいる人なら問題なくベッドを選択できても、ワンルームなどの限られたスペースで生活している人の場合には、布団にしようかベッドにしようか迷うこともあるでしょう。
これから一人暮らしを始めようと考えている人は、どのようなメリットとデメリットがあるのかを把握しておくと選びやすくなります。
まずはベッドのメリットを見ていきましょう。
毎日片付けをする必要がない
ベッドの最大のメリットと言っても過言ではないのが、毎日片付けをする必要がないことです。
ベッドはタンスや照明器具などと同じように、インテリアや家具と同じような感じなので、布団のように上げ下げすることはありません。
そのため、仕事で疲れて帰ってきたときでも、すぐに横になれるというのもメリットでしょう。
床に直接敷き布団が設置しているわけでもないので、通気性もある程度よくなっています。
朝の忙しいときでも、いちいち布団を畳んでから出かける必要がないので、朝の貴重な時間を無駄にしてしまうこともありません。
一人暮らしをしていると、全て自分で行わなければいけなくなるので、楽ができるというのはかなりのメリットだと言えるでしょう。
床の硬さを感じにくい
昔は畳の部屋が多かったですが、最近はフローリングが多いので、直接布団を敷くと床の硬さを感じることがあります。
ベッドであれば直接床と布団が接しているわけではないので、床の硬さを感じにくいのです。
良質な睡眠を取るのであれば、あまり柔らかすぎるのも考えものですが、硬すぎても体が痛くなってしまうのでおすすめはできません。
種類によって多少異なるものの、ベッドは適度な硬さになっていることが多いので、良質な睡眠が取りやすいのです。
もちろん人によって若干硬い方がよい、柔らかい方がよいという好みは変わってくるでしょう。
そんなときには使用する布団の硬さを調整すればよいのです。その人の好みの状態に整えやすいのもベッドのメリットなのです。
下の部分を収納として利用できる
ベッドは下の部分が空くので、空いた部分を収納代わりに使うことができます。
ベッドを置くことで部屋が狭く感じてしまうのはデメリットですが、物によってはベッドの下の部分を使うことで部屋を広く利用することもできるのです。
最近は収納ベッドという種類も売られているので、タンスのように服などをしまっておくこともできます。
ただし、中にはベッドの脚がかなり短くなっている種類もあるので、隙間が狭すぎると収納として使えない場合もあるのです。
一人暮らしを初めてベッドを購入する予定のある人は、まずベッド選びが重要になります。
どのような種類のベッドがあるのかを調べて、自分に合った物を選ぶようにしましょう。
ソファー代わりにもなる
ベッドは適度な高さを保っているので、寝るだけではなくソファーとして座ることもできます。
限られたスペースの中では、椅子を置くと邪魔になることもあるでしょうが、ベッドを椅子代わりにしてしまえば、1台で2役こなせる家具として利用できるのです。
最近はソファーベッドという種類も販売されています。
これなら寝るときはベッドとして使えますし、ソファーとして使う場合には座面を押し込んでしまえばよいので、その分スペースも広く取れるでしょう。
軽量な物が多く、力のない女性でも簡単に切り替えが可能になっています。
布団に比べてカビが生えにくい
ベッドは布団のように直接床と接しているわけではないので、その分通気性もよくなります。
そのため、湿度が高いと布団と床が設置している箇所が蒸れてしまい、カビの原因になることもあるのです。
それに対してベッドの場合には、床と離れていることにより、布団に比べるとカビが発生しにくいと言えるでしょう。
ただし、布団に比べればカビが発生しにくいのであって、全くカビが生えないわけではありません。
一人暮らしをこれから始める人は、新たにベッドを購入することもあるでしょう。
このような場合には、天板がスノコ状になっている物や、防カビ効果のある非天然素材のベッドフレームになっている物を購入することで、カビの発生をある程度抑えることができます。
ベッドのデメリットとは?
いろいろなメリットがあるベッドですが、デメリットも存在しています。
あらかじめどのようなデメリットがあるのかを知っておけば、対策を講じることもできるでしょう。
そこでベッドのデメリットと、どのような対策が必要なのかを紹介していきます。
部屋のスペースが狭くなる
ベッドは比較的大きな物なので、ある程度スペースが必要になります。
ワンルームなどの賃貸住宅を借りた場合、かなりスペースを取ってしまうので、部屋が狭くなってしまうのがデメリットです。
部屋のスペースを広くしたいのであれば、ベッドの下や最初から収納ができる設計のベッドを購入することで、他の物をしまうこともできます。
ベッド以外の物をしまっておければ、その分多くスペースを確保できるでしょう。
ベッドの中には折り畳みが可能な種類もあります。
布団をどけて折りたたんでおけば、寝るとき以外は多くスペースを確保できますが、面倒な作業が必要になります。
高価な物が多い
ベッドは単品で使用するのではなく、上に布団を敷いて使用するので、単純に布団よりも高い費用が必要になります。
あまり予算を多く取れない場合には、ベッドにしたくてもお金が足りないという事態になる可能性もありますが、最近はある程度安い種類も販売されています。
寝具一式でセットになっている物を購入すれば、単品で購入するよりも安く抑えることができるでしょう。
ただし、あまりにも安いベッドを購入してしまうと、壊れるのが早くなる可能性もあります。
ベッドから落下する可能性がある
直接床に敷いている布団であれば、激しく寝返りを打って布団から出てしまっても問題はありません。
それに対してベッドの場合には、寝返りを打ったときにベッドから落ちてしまう可能性もあります。
それほど高い段差ではないものの、落ち方によっては怪我をしてしまうこともあるので、この点はデメリットだと言えるでしょう。
ベッドからの落下を防ぐためには、ベッドガードという柵が販売されているので、取り付けることで防止できます。
ただし、販売されているベッドガードの多くは大人用となっているので、1歳半以下の赤ちゃんには使用してはいけません。
小さな赤ちゃんに使用する場合には、子供用のベッドガードを使用しましょう。
移動時に床をキズ付けやすい
ベッドはずっと置きっぱなしにするので、普段は動かすことがありません。
しかし、引っ越しのときや大掃除のときには動かす必要がありますが、そのときに床にキズを付けてしまう場合もあるでしょう。
家族や友人などがいれば2人で持ち運ぶこともできますが、一人暮らしの場合には自分で行う必要があるので、キズを防止するためにコルクマットなどを使うことをおすすめします。
布団のメリットとは?
和室によく合う布団にもメリットとデメリットがあります。
最近はベッドを使用する人が多いのですが、やはり布団の方がよいという人もいるでしょう。
そこで布団にはどのようなメリットがあるのかを確認してみたいと思います。
費用が安くて済む
ベッドを購入する場合、ベッド本体と布団一式を一緒に購入しなければいけません。
しかし、布団の場合には布団一式だけを購入すればよいので、費用が安くて済むのです。
あまり予算を使いたくないという人には布団がおすすめできます。古くなったので処分する場合にも、布団の方が安くて済むのです。
布団の場合には布でできているので、手間はかかりますが細かくカットしてしまえば燃えるゴミに出すこともできます。
そうすれば処分費用は全くかかりません。
ベッドの場合には金属を使用している物が多いので、どうしても処分するのにはお金がかかってしまいます。
費用を安く抑えられるというのはかなりのメリットでしょう。
気軽に寝返りを打てる
ベッドで寝返りを打った場合、落下してしまう危険性があります。
それに対して布団の場合には直接床に敷いているので、寝返りを打っても落下する危険は一切ありません。
小さな子供や寝相が悪い人でも安心して使用できるのが布団です。
もしかして落下するのではと考える必要もないので、安眠にも繋がるでしょう。
部屋のスペースを活用できる
布団は敷いたままにすることもできますが、通常は押し入れなどに畳んでしまうのが一般的です。
布団をしまえば敷いていたスペースが自由に使えるので、急に来客が来た時などでも安心できるでしょう。
ベッドの場合も折り畳んでしまうことはできますが、かなり手間と時間をかけなければいけません。
寝るときにはまた広げて布団を敷くという作業が必要になりますが、布団であれば押し入れから出して敷くだけなので、時間も殆どかかりません。
ただし、布団を敷いたままにしておくと通気性が悪くなり、カビが生えやすくなるので注意しましょう。
天日干しがしやすい
布団はカビが生えやすいというデメリットがありますが、これは毎日畳んで押し入れにしまい、定期的に天日干しをすれば防ぐことができます。
ベッドは直接干すことができないのですが、布団なら問題なく干せるため、衛生的にもよいと言えるでしょう。
布団は床の塵やホコリを吸い込みやすいので、干した後はしっかりと布団を叩いておくとさらに衛生的です。
布団のデメリットとは?
布団にもたくさんメリットがあるのですが、その反面デメリットもあります。
まずはどのようなデメリットがあるのかを把握し、どのような対策が有効的なのかを調べておくとよいでしょう。
布団のデメリットは比較的回避しやすい物が多いのも特徴です。
放置しておくと不衛生
布団は天日干しが行いやすいので、比較的衛生的な寝具だと言えるでしょう。
しかし、ずっと敷いたまま放置しておくと、不衛生になりやすいので注意が必要です。
布団は直接床と接しているので、通気性が悪くなっています。
そのため、放置すると敷き布団にカビが生えやすくなりますし、畳やフローリングにもカビが発生することがあるのです。
カビは有機物の奥深くまで菌糸と呼ばれている根を張るので、1度発生してしまうと除去するのがとても大変になります。
しかも胞子が発生するので、アレルギーなどの原因になることもあるのです。
放置しておくとホコリや塵なども布団に吸い込まれるので、一人暮らしで忙しいことが多い人は少々面倒に感じるかもしれません。
布団の上げ下げが面倒
布団は放置しておくと不衛生になるので、基本的には毎日押し入れにしまい、寝るときになったら出すという作業が必要です。
たいして時間がかかる作業ではありませんが、布団の上げ下げが面倒に感じる人もいるでしょう。このような人にとってはデメリットとなります。
しばらく天日干しをしていないと、上げ下げを行ったときにもホコリがまってしまうこともあります。
収納するのにある程度広いスペースが必要
一人暮らしをしている人の場合、収納が狭い物件を借りることもあるでしょう。
布団の場合にはある程度広い収納がないとしまうのが困難です。
狭い収納スペースに無理にしまおうとすると、きれいに折り畳んだ布団をさらに折って無理やり押し込むことになります。
そうすると布団に折り目が付いてしまい、シワが寄った状態になります。
これも布団を使用する上でのデメリットになるのですが、収納スペースは常に閉じられることが多いとはいえ、しばらくそのままにしておけばホコリが溜まってくるでしょう。
このホコリをきちんと掃除しておかないと、布団をしまったときにこびり付いてしまうので、定期的に収納スペースの掃除も必要になります。
【ベッド派?それとも布団派?】1人暮らしにはどちらが最適?まとめ
一人暮らしをするときに、寝具はベッドにするか布団にするか迷った場合には、双方のメリットとデメリットを比較してみることをおすすめします。
例えば布団の場合、毎日上げ下げするのは全くデメリットだと感じない人もいるでしょう。
このような人は布団で問題ありませんし、逆にデメリットだと感じる人はベッドにすればよいのです。
デメリットの解消方法もあるので、問題なく行えそうな方を選ぶのもよいでしょう。
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賃貸専門家:内田紘一
資 格:宅地建物取引士
宅地建物取引士保有で業界10年以上のベテラン!先読みする性格を武器に数多くの賃貸媒介をこなし、特に学生では成約数TOPクラスの実績。休日の日は家族・愛犬と車中泊をしながら、各地の有名観光地巡りなどドライブをする事が趣味です。奈良市はもちろん、生駒市・大和郡山市など、エリアを問わず奈良に詳しい賃貸専門家の内田がご紹介します。