「ペットの住所変更」引っ越しするときはペットの住所も変更を!ストレスを感じさせない輸送方法も紹介
ペットと一緒に暮らしている人は、引っ越しの際にペットも住所変更をしなければいけないことをご存知ですか?
ただし、引っ越すからといってすべての動物に手続きが必要なわけではなく、犬と特定動物であるワニやトラなどの場合です。
手続きの方法は引っ越し先が同じ市区町村かどうかで違い、また引っ越し後30日以内に手続きすることと決められていますので、忘れずに行いましょう。
また、ペットの移動は引っ越し業者か専門の業者に任せるのが一番ですが、自分で運ぶ場合はペットがストレスを感じないように注意しながら運ぶようにしましょう。
ペットは環境の変化に敏感なので、引っ越し後もスキンシップを図るなどして少しでもストレスを和らげてあげることが大切です。
引っ越しのときに気になるのがペットに関することです。
引っ越し先がペット可の物件であることはもちろんですが、「引っ越しにあたって手続きは必要なのか」「どうやって移動させればいいのか」など、いろいろと悩むことがあるでしょう。
そのため、今回はペットと一緒に引っ越しするときの手続きや、移動にあたって気をつけたいことなどをご紹介します。
これからペットと一緒に引越しを考えてる人はぜひ参考にしてください。
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担当者:安達竜哉
特技は少林寺拳法!趣味は愛車のお手入れです!奈良の不動産情報に詳しい私が賃貸情報や暮らしに関する事などお役立ち情報を配信していきます。
引っ越しのときに手続きが必要なペットの種類は?
はじめにペットと引越しするときに必要な手続きについて見ていきましょう。
ペットと引っ越すときにはペットも住所変更をしなければなりません。
ただし、引っ越すからといってすべての動物に手続きが必要なわけではありません。
手続きが必要なのは特定動物に指定されているワニやトラなどです。
また、犬も手続きしなければなりません。
犬以外の猫やその他の動物は手続きをせずに引っ越しできます。
ペットの住所変更の手続きは引越し後30日以内と決められているので、忘れずに早めに手続きしましょう。
犬の住所変更をする方法
ペットの住所変更をする方法は、同一市町村への引っ越しか、別の市町村への引っ越しかによって異なります。
では、それぞれについて見ていきましょう。
同一市区町村への引っ越しの場合
同一市区町村へ引っ越しする場合の概要は以下のようになります。
【手続きする場所】 保健福祉センターや医療衛生センターなど
【申請期限】 引っ越ししてから30日以内
【手数料】 無料
【必要書類】 登録事項変更届、鑑札または登録番号の控え
【その他の申請方法】 自治体によってはインターネットや郵送などでも可
【手続きにかかる時間】 自治体による
別の市区町村への引っ越しの場合
別の市区町村へ引っ越しする場合は、引っ越し先にて手続きを行います。
【手続きする場所】 保健福祉センターや医療衛生センターなど
【申請期限】 引っ越ししてから30日以内
【手数料】 自治体による(鑑札を紛失した場合は再交付手数料1500~2000円が必要)
【必要書類】 登録事項変更届、鑑札または登録番号の控え
【手続きにかかる時間】 自治体による
引越しするときペットはどうやって移動させる?
大切なペットを引っ越し先に移動させる方法にはどのようなものがあるでしょうか。
大きく3つの方法があるので、それぞれ見ていきましょう。
・ペットを輸送してくれる引越し業者に依頼する
・ペット輸送の専門業者に依頼する
・公共交通機関や車を使って自分で運ぶ
ペットを輸送してくれる引越し業者に依頼する
引っ越し業者によってはペットの輸送を断るところもありますが、ペットの種類によっては引っ越しの荷物と一緒に運んでくれるところがあります。
見積もりを取るときは、ペットの輸送も条件に入れてみましょう。
もし引っ越し業者にお願いできないようなら、自分で運ぶか専門の業者に依頼することになります。
ペット輸送の専門業者に依頼する
引っ越し業者ではなく、ペットだけを運んでくれる業者があります。
遠距離の引っ越しや自分で運べない場合は、そのような業者に頼むのが安心です。
ほとんどの業者が全国どこへでも運んでくれるので、遠距離だからといって断られることはありません。
また、運んでくれるペットも犬や猫といった一般的なペットから、爬虫類や魚類などの輸送が難しいペットまで対応してくれます。
もちろん、移動中のケアができるようにスタッフと設備をしっかりと整えています。
家族がペットと一緒に移動できたり、保険や保証が付いたりする業者もあるので、いろいろと調べてみましょう。
公共交通機関や自家用車を使って自分で運ぶ
引っ越し先まで自分で運ぶのが、一番費用も掛からず面倒な手続きもせずに済む方法ですが、自分で運ぶには2つの方法があります。
・公共交通機関を使って運ぶ
・自家用車で運ぶ
公共交通機関の場合は、基本的に手荷物という扱いになります。
ただし、利用する交通機関によってペットの持ち込みが禁止だったり、事前に申し込む必要があったりするばあいがあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
また、ペットにとってもっとも負担が少ないのが自家用車による輸送でしょう。
いつも乗っている自家用車なら安心ですし、知らない人ではなく、家族と一緒に移動できるならこれほど嬉しいことはありません。
ただし、ペットの輸送に慣れていない人が移動中のケアをしたり、ペットが長距離移動になれていなかったりした場合は、体調を壊してしまうことも考えられます。
自家用車で輸送する場合は、ペットに十分配慮しながら行いましょう。
ここからは、ペット別に自分で輸送する際に気をつけたいことをご紹介しましょう。
<猫の場合>
猫を引っ越しさせる場合は、迷子札を首輪に付けたり、交通機関の指定サイズに合わせたキャリーバッグなどを用意したりする必要があります。
また、キャリーバッグの中には忘れずにお気に入りのおもちゃや毛布、トイレシートなどを入れておきましょう。
さらに、かかりつけの動物病院から酔い止めをもらっておくと安心でしょう。
自家用車の場合は、たとえ車の中でも移動中はキャリーバッグなどから出さないように気をつけましょう。
運転中に猫が車内を動き回っていると危険だからです。
飛行機を使う場合は、動物は基本的に空港で貨物室に預けることになります。
飛行機の貨物室は空気の影響を受けるため、夏は冷却マット、冬は毛布などを用意してゲージに入れてあげると快適に過ごせます。
<犬の場合>
犬の場合も基本的には猫と同じですが、猫の引っ越しと少し違う点もあります。
たとえば、犬の場合は散歩用のリードを用意しておきましょう。
長時間の移動になる場合、少しでも余裕があれば散歩やトイレの休憩を入れてあげるほうがストレスの発散になります。
また、電車やバスによっては犬の持ち込みは禁止されていたり、持ち込める動物のサイズに決まっていたりする場合があるため、事前に必ず確認する必要があります。
さらに飛行機では、フレンチブルドッグやシーズーなどの短頭種は預けることができない可能性があるので注意しましょう。
<鳥や小動物の場合>
鳥やハムスターなどの小動物は、ケージに入れて運ばなければいけません。
その際、ケージの上からシーツや布などを被せておくと、環境が変わるストレスを軽くする効果が期待できます。
また、ケージはできるだけ引っ越し前と同じものを使うようにしましょう。
ただし、少しの衝撃で扉が開いたり、隙間から鳥や小動物が逃げ出してしまう可能性があるケージなら、買い替えたほうがいいでしょう。
バスや電車などの公共交通機関を利用する場合は、指定サイズ以内のケージに入れて運びます。
飛行機を利用する場合も同様に、ケージに入れて貨物室に預けましよう。
ただし、フクロウやワシなどの猛禽類は電車やバス、飛行機などには持ち込めない可能性があるので事前に確認する必要があります。
<爬虫類の場合>
爬虫類の場合は、ケージに入れる前に布袋などに入れるようにします。
ただし、爬虫類は温度管理が難しかったり、脱走する可能性があったりするため、できればペットの輸送に慣れている引越し業者やペット輸送専門業者にお願いするほうが安心です。
また、公共交通機関を利用する場合はほかの動物と同じですが、飛行機に関しては外から見えないようになっている小さなゲージで、脱走の心配がなければ機内に持ち込むことができる航空会社もあるので確認してみましょう。
ただし、へビ類の持ち込みは禁止されている場合があるので注意が必要です。
<熱帯魚や金魚などの場合>
熱帯魚や金魚など魚類の場合は、水温や水質、酸素濃度などの管理が難しいため、専門業者に任せるほうがいいでしょう。
その際、魚類はフンや尿の影響でアンモニア中毒になることがあるため、引っ越しの数日前はエサやりを控えるなどの対策をとる必要があります。
引越しによるペットのストレスを減らすには
ペットというのは基本的に住み慣れた環境から新しい環境に変わるとストレスが溜まり、体調を崩したり、最悪の事態に陥ったりする可能性があります。
そのため、ペットのストレスを少しでも軽減するために次のようなことに気をつけましょう。
引っ越し中は隔離する
先ほども少し触れたように、環境が変わると強いストレスを感じるペットはたくさんいます。
それは引っ越しして新居で暮らすことになったあとだけでなく、引っ越し中の環境の変化にも当てはまります。
そのため、引っ越しの当日はどこかに預けておくか、浴室などに入れてお気に入りのおもちゃやトイレと一緒に過ごせるようにしてあげます。
特に浴室は引っ越し業者が入ることがないので、そうするだけでストレスからは解放されますし、脱走の防止にもなります。
引越し後は引っ越し前に使っていたものを使う
引っ越しすると心機一転、何でも新しくしたくなりますが、ペットのものに関しては引っ越し前のものをそのまま使うことをおすすめします。
新居に住んでからは慣れるまでに時間が掛かりますから、お気に入りのおもちゃやベッドなどは引っ越し前のものをそのまま使ってあげましょう。
スキンシップや散歩を増やす
また、スキンシップもストレスを減らすことに大いに役立ちます。
犬の場合は頻繁に散歩に行くことで新居の周辺を理解し、安心して過ごせるようになるでしょう。
【ペットの住所変更方法をご紹介】まとめ
今回はペットと一緒に引っ越しする際に気をつけたいことや、ペットの住所変更の方法などについて紹介しました。
引っ越しのときはやることがたくさんありますが、犬の住所変更も引っ越し後30日以内に行うことが決められていますから、忘れずに済ませましょう。
引っ越しのスケジュールの中に組み込んでおくと、忘れる心配はなくなりますよ。
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担当者:安達竜哉
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