【仏壇の引越し手順】移動方法や供養の魂抜きはどうする?
【お引越し】仏壇はどうやって移す?必要になる「供養」って?

お引越しの際の仏壇の移動。何をどのような手順で行えばよいのでしょうか。
仏壇のお引越しに必要な準備や「供養」についての説明とともに、一連の流れやかかる費用、もし仏壇を処分することになった場合の方法についてもあわせて詳しく解説していきます。

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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:内田紘一
資 格:宅地建物取引士
宅地建物取引士保有で業界10年以上のベテラン!先読みする性格を武器に数多くの賃貸媒介をこなし、特に学生では成約数TOPクラスの実績。休日の日は家族・愛犬と車中泊をしながら、各地の有名観光地巡りなどドライブをする事が趣味です。奈良市はもちろん、生駒市・大和郡山市など、エリアを問わず奈良に詳しい賃貸専門家の内田がご紹介します。
仏壇のお引越しにあたってしておくべき準備は4つ!

ご先祖様を祀る仏壇は家にとってとても大切なもの。
お引越しで仏壇を移動させることになったら、間違いがないようしっかり手順を把握して進めていきましょう。
まずは準備から。次のようなことを事前にやっておく必要があります。
準備①仏壇の大きさを測る
仏壇の大きさ(高さ・幅・奥行き)を正確に測っておきましょう。
お引越しの際に仏壇を移動させるルート・方法は慎重に決めておかないと、仏壇をどこかにぶつけて破損させてしまう恐れがあります。
無理なく玄関やドアを通れるのか。
階段やエレベーターなどを使うのに問題はないか。
そういったこと把握するためには、仏壇の大きさを確認しておくことが重要です。
加えて、引越し後の仏壇の置き場を決めるためにも大きさの計測は必要です。
物件を決める前に仏壇の大きさが分かっていれば置き場所も考慮したお部屋探しができますので、なるべく早めに測っておくのが理想です。
準備②新居での仏壇の置き場所を決める
仏壇をどこに置くかはお引越しの前にきちんと決めておきましょう。
いい加減な場所に置けるようなものではありませんし、後から適切な置き場がないとなってしまっては一大事です。
また、お引越し時の搬入ルートを決めておくためにも置き場所の情報は必要です。
仏壇の置き場所については厳密に「こうでなくてはいけない」という決まりはありません。
ただし、宗派によっては推奨される方角が存在する場合もあります。
準備③仏壇全体の配置を写真に収める
お引越し前に、仏壇のどこに何を配置するかを写真で記録しておきましょう。
ご本尊やお位牌・各種仏具をどの位置にどう並べるかは決まりがあります。
新居でそれらを再び設置する際に、元の写真があれば配置が分からなくならずに済みます。
仏壇を写真に収めることに抵抗を感じる方は、位置をメモしておきましょう。
準備④宗派を確認する
家の宗派がわからない場合は確認しておきましょう。
後ほど詳しくご紹介しますが、仏壇を移動させる時には魂抜きや魂入れといった「供養」が必要な場合があります。
供養が必要かどうかは宗派によって異なり、真言宗・浄土宗・曹洞宗などが必要な宗派にあたります。
仏壇をお引越しさせる際の「供養」とは?

お引越しにあたって前述の供養が必要な宗派の場合は、旧居にて「魂抜き(閉眼供養)」、新居にて「魂入れ(開眼供養)」が行われます。
魂抜きによって一旦ご先祖様の魂を仏壇から抜き、「物」として扱える状態にしてから新居へ移し、魂入れによって再びご先祖様の魂が入った「参拝対象」としての仏壇に戻すのです。
魂抜きは菩提寺もしくは旧居近くのお寺の住職に、魂入れは菩提寺もしくは新居近くのお寺の住職に依頼して行っていただきます。
供養のスケジュールについてとくに決まりはありませんが、先方の都合もあるためお引越しの1ヶ月前には依頼を済ませておきたいところです。
また、お引越しの当日や直近は何かとばたばたしてしまうので、避けるのが望ましいでしょう。
ちなみに仏壇の移動に供養が必要な宗派でも、次のようにいらない場合もあります。
・同じ部屋や同じ家屋の中で移動させる場合(※宗派によるため要確認)
・浄土真宗で、仏壇でご本尊を祀っていない場合
仏壇のお引越しをする3つの方法

続いては、具体的に仏壇をお引越しさせる手順について見ていきましょう。
まず仏壇を引越し作業のどの段階で運ぶかについてですが、これは「仏様ができるだけ長い間自宅に居られるように」と考えて行うのがよいでしょう。
一般的には、仏壇を旧居から搬出するのは他のすべての家具や荷物を出し終わってから。新居に搬入するのは他の家具や荷物を入れる前に行われます。
こうすれば室内がまだ荷物でごちゃごちゃしていない状態での搬出・搬入が可能なので、搬送中に大切な仏壇を傷めてしまう心配を軽減することも可能です。
仏壇の搬送については次の3通りが主な方法として考えられます。
①自分で搬送する
ご自身で仏壇の搬送をされる際のポイントとしては、
・香炉の中に火元が残っていないかをチェック
・花立てなどの水気はきちんと拭き取っておく
・こわれやすい照明器具や装飾品などは緩衝材やタオルで慎重に梱包する
・仏壇そのものはばらさずに緩衝材やタオルで梱包する
・ご本尊やお位牌は白い布にくるんで手に持って運ぶ
このような点に留意しましょう。
仏壇本体を搬送する際は、倒れないようしっかり固定しておいてください。
本尊やお位牌は手で持って運ぶのが理想ですが、どうしても無理ならば布にくるんだ状態で緩衝材やタオルを使って梱包し、ダンボール箱に詰めて運ぶという手もあります。
②引越し業者に依頼する
他の荷物とまとめて、仏壇の搬送も引越し業者さんに依頼すれば楽に済ませることができます。
ただし業者さんによっては、仏壇は取扱いの対象外となっている場合があります。ここはまず確認しておきましょう。
また、仏壇は「美術品」という扱いで搬送を請け負っている業者さんが多く、費用が高額になることがあります。
いくらかかるのかについてもしっかり確認しておきたいところです。
前提として、引越し業者さんは仏具のプロではないので必ずしも作法にのっとって運んでくれるとは限りません。
けして手慣れているとは言えない扱いを受けることもあるでしょう。
そういったリスクについては、あらかじめ理解しておく必要があります。
リスクを理解した上で引越し業者さんに依頼するのであれば、周囲の評判やインターネットの口コミなどを見て、なるべく仏壇の搬送に慣れていそうな業者さんを選ぶのがおすすめです。
③仏壇店に依頼する
仏壇・仏具のプロということなら仏壇店。
仏壇店ならば仏壇の搬送にあたってどんなものが必要でどんな準備をすべきかをすべて把握しているため、こちらに知識がなくても安心して任せることができるでしょう。
各宗派のしきたりに応じた適切な扱いもしてもらえます。
購入した仏壇店か、お近くの仏壇店に問い合わせてみましょう。
仏壇のお引越しにかかる費用は?

仏壇のお引越しに必要な費用は次の2つです。
・運搬にかかる費用
・供養の際のお布施
運搬にかかる費用は相場として1~3万円。
遠方への引越しなら5万円ほどかかる場合もあります。
先に述べた通り、引越し業者さんに依頼して美術品としての扱いになった場合はより高額となる可能性があるので必ず事前確認しておきましょう。
供養のお布施は1~3万円が相場。魂抜き・魂入れそれぞれでかかる点に注意が必要です。
遠方からお坊さんに来ていただく場合は、距離に応じたお車代もお渡しすることになります。
忘れず計算に入れておきましょう。
仏壇を処分することになったら

仏壇を移動させるのではなく、やむを得ず処分することになった場合はどうすればよいでしょうか。
主な方法を4通り、ご紹介します。
①菩提寺に引き取りを依頼する
代々のお墓のある菩提寺に引き取ってもらえれば、役目を終えた仏壇の魂抜きも含めて一連の流れを託すことが可能です。
仏壇をお寺へ運ぶための費用に加え、お坊さんへのお布施も要りますから、きちんと相談をしておきましょう。
②仏壇店に引き取りを依頼する
すべての仏壇店で対応してもらえるわけではありませんが、引き取りと処分を行っているお店もあります。
もちろん費用がかかりますから確認は必要です。ついでに新たな仏壇の購入の相談がスムーズにできるのは利点と言えるでしょう。
③仏壇処分の専門業者に依頼する
使わなくなった仏壇を処分する専門の業者さんも存在します。
仏壇処分が専門のため話が早いですし、依頼さえすれば指定の引き取り日に取りに来てもらえるので手間が少なく、引越し準備で慌ただしいなかでも利用しやすいのがメリットです。
料金が業者さんによって大きく異なることがあるので、複数のところの見積もりを取って比較検討するのが望ましいでしょう。
④粗大ごみとして回収してもらう
自治体によっては仏壇も粗大ごみとして回収可能なところがあります。
お住まいの自治体が対応しているかどうかや処分費用については自治体のサイトを見れば確認ができます。
ただし、魂抜きの供養などは自治体では行ってもらえないため別途手配する必要があります。
その分の費用や手間もかかることは忘れないようにしておきましょう。
まとめ~できる準備から速やかに~

いかがでしたでしょうか。
今回は仏壇のお引越しについて見ていきました。
仏壇の移動にあたって供養が必要かどうかの確認をし、必要ならばその手配をするなど、事前にしておくべき準備はいくつもあります。
自分で運ぶのかどうするのか搬送方法の検討も重要で、かかる費用についても考えなくてはなりません。
仏壇以外のものの運搬・処分の段取りをつけたり荷造りをしたり、限られた時間ですべきことは他にもたくさんありますので、お引越しが決まったら取り掛かれるところから速やかに進めていきましょう。
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