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【犬のしつけ、どうすればいい?】「ペット可」の物件で犬と暮らすときに知っておきたいこと
犬のしつけはどのように行えばいいかをご存じですか?
言葉が伝わらないからこそ、難しいと思いがちですが、「褒める」と「叱る」のバランスを上手に保つことで、犬にとっても分かりやすく、良いことと悪いことが伝わりやすいと言えます。
犬のしつけを行うに当たり、どのような方法があるのかご存じですか?
犬の思考能力は幼児と同じ程度と言われていることから、小さい子供を育てるようなしつけ方で問題ないのでしょうか。
実は、犬は人間と違い、高い声は遊んでくれていると認識してしまうことが分かっています。
そのため、高い声で叱っても、いいことをしたと逆に記憶してしまうことが明らかになっています。
このように、この記事では犬のしつけ方について詳しく紹介しています。
さらに、「ペット可」の物件で犬を飼う際に気をつけるべきことについてもまとめました。
これから「ペット可」の物件に引っ越そうと考える方にも読んでもらいたい記事になっています。
「ペット可」の物件で犬と暮らすときの注意点
「ペット可」と許可されている物件を見つけた場合、
- ・一般的な物件よりも家賃が高い傾向にある
- ・退去時に高額な原状回復費を請求される場合も
という注意点があることをあらかじめ覚えておきましょう。
一般的な物件よりも家賃が高い傾向にある
一般的に、「ペット可」の賃貸物件を借りる場合、家賃が高い傾向にあります。
この背景には、ペットを飼育することを許可している物件がそもそも少ないこと、そして、少ない中でも多くの人に人気があることが関係していると言えます。
さらに、「ペット可」の物件では、ペットが歩くための足洗い場や、脱臭機能が備わった壁などがあらかじめ設置されている場合が多く、そのため、どうしても家賃が高く設定されています。
退去時に高額な原状回復費を請求される場合も
「ペット可」にすることで、オーナーや賃貸業者が懸念するのが建物の劣化です。
ペットが走り回ったり、フローリングや壁などが傷ついてしまったり、さらには排泄によってシミができたりすることも考えられます。
ペット可ではない物件でも、人が住んでいる間に劣化してしまうことは当然ありますが、ペットが一緒に暮らしていることでより劣化するスピードが早くなります。
そのため、高額な原状回復費用を負担しなければならないケースが、どうしてもでてくるのです。
「ペット可」の物件には、以上のような注意点があることをあらかじめ知識として知っておくと、退去の際のトラブルなどを未然に防ぐことができますから、覚えておきましょう。
「ペット可」の物件で犬と快適に暮らすには
「ペット可」の物件を見つけ、犬と快適に暮らすためにはどのようなことに気を配ると良いでしょうか。
大きく分けて
- ・傷やにおいの対策をする
- ・きちんとしつけをする
の2つがあります。
傷やにおいの対策をする
上記でも説明したように、ペットの爪による傷や排泄などのシミ、臭いなどが原因になって、引っ越すときに原状回復費として高額な請求を受ける可能性があります。
高額な請求にならないためにも住み始める前から退去時まで、きちんと対策することをおすすめします。
まず、傷についての対策としては、フローリングなどの上にあらかじめカーペットやクッションフロアなどの柔らかいものを敷くようにしましょう。
壁の傷の対策には、マスキングテープなどの壁を傷めないテープなどを使用して、保護シートなどを設置しましょう。
マスキングテープを使用すれば簡単に取り外すことができるので、お手入れや退去時も安心です。
においの対策としては、排泄物はすぐに防臭効果の高いビニール袋に捨てる、犬が愛用するものは定期的に洗濯するなどして、臭いが部屋中にこもらないように心がけましょう。
また、布団やカーペットなど、大きな布製のものは、どうしても臭いがうつりやすくこもりやすい傾向にあります。
そのため、こちらも頻繁に洗濯をする、新しいものに買い替えるなどの対策をしましょう。
きちんとしつけをする
「ペット可」の物件に住んだからといって、ほかの入居者全員がペットに理解を示しているとは限りません。
ペットにまつわる音が、他人には気になる騒音となっている可能性もあります。
自分としてはそのような認識はなくとも、ほかの入居者のことを考えてペットと暮らしていく必要があるため、しっかりとしたしつけも重要になります。
犬のしつけで徹底したいのは、「鳴き声」と「排泄」です。
誰かが来たからと言って大きな声で吠えさせない、また、排泄は決められた場所でできるよう根気よくしつけましょう。
ただ、あまりに厳しくしつけをしても、犬にとって大きなストレスになってしまうことがあります。
ストレスを抱えてしまわないためにも、しつけを行った後は散歩をしたり、ご褒美をあげたりして、メンタルケアも同時に行うとスムーズにしつけられます。
犬をしつけるときの基本
犬を迎え「ペット可」の物件に住むためには、しつけが大切であると説明しました。
ここでは犬をしつけるための基本的な知識を紹介します。
まずは新しい環境に慣れさせよう
犬を飼い始めると、うれしさやかわいさのあまり、かまい過ぎてしまう傾向にあります。
そのような状態になると、犬にもストレスや睡眠不足の原因となってしまいます。
犬も生活スタイルが一気に変わったことで、すでに不安やストレスを感じています。
そのため体調を崩しやすい時期とも言えるため、まずは環境や人など、新しい生活に順応してもらえるような雰囲気づくりを心がけましょう。
ご飯を食べているときや寝ているときなど、どうしても構いたくなってしまいますが、飼い始めの頃は少しだけ我慢し、自分から寄ってきたときに大きな愛情で迎えてあげてください。
アイコンタクトが取れるようにしよう
アイコンタクトと言えば、人間同士や猫などでも聞いたことがあるでしょう。
実は、犬にもアイコンタクトは存在しています。
犬の場合は、飼い主を見て注目している、どのような行動をするのかを意識している状態をアイコンタクトと言います。
飼い主とのアイコンタクトがうまく取れている犬の場合、名前を呼ぶと飼い主のいる方を見て指示を待つなどの行動ができるため、大きなトラブルを防ぐ効果があります。
犬にアイコンタクトを覚えてもらうには、アイコンタクトが取れたときには、ご褒美や散歩などを取り入れ、「こうすると良いことがあるんだ」と記憶してもらうようにしましょう。
そうすると、スムーズに覚えてくれるようになります。
また、アイコンタクトができたときには、頭を撫でてあげる、声に出して「良い子だね。いいことをしたね」と認識できるように褒めてあげることも効果的です。
人にさわられることに慣れさせよう
犬によっては、人に触られることを嫌がったり、爪切りをさせてくれなかったりすることがあります。
そうなってしまうと、散歩中に犬に触ろうと近寄ってきた人に、噛みつこうとしたり吠えようとしたりすることが考えられます。
そうならないためにも、人にさわられることに慣れる習慣を子犬のうちからつける必要があります。
まずは、撫でてもらうことがリラックスすることだと認識してもらえるよう、スキンシップをしっかり取りましょう。
ただし、あまりべたべた触りすぎないよう、適度な間隔を取りながら、上手にスキンシップを取ることが大切です。
褒めるしつけと叱るしつけを使い分けよう
犬を育てるうえで、「褒めるしつけ」と「叱るしつけ」があることをご存じですか?
人間と同じように、良いことをしたときには、オーバーなくらい徹底的に褒めてあげましょう。
「もうしつこいよ。」と思われてもいいくらいしっかりと撫でて、声に出して良いことをしたことを褒めてあげてください。
逆に、たとえば排泄を決められた場所でしなかった、理由もなく噛みついてきたなどの場合は、しっかりと叱るしつけを行いましょう。
この場合、大きな声で怒鳴りつけることは決してせず、「してはいけない!」ということをしっかり目を見て伝えます。
「ダメ」という2言であれば伝わりやすいので、犬の覚えやすい短い言葉で根気よくしつけましょう。
飼い主にも喜怒哀楽があり、褒めてくれる、厳しくなることもある、と理解してもらうことで、上手にしつけることができます。
しつけは生きている間ずっと続くもの
子犬のころにしっかりしつけておけば、成犬になってからは大丈夫と考えている飼い主もいますが、実は犬のしつけは犬が生きている間ずっと続くものです。
たとえば、前回はお肉を勝手に食べてしまって叱られたけど、今回は子どものおやつを勝手に食べてしまった。
前回しっかり叱ってしつけたはずなのに、その時その時で犬の行動パターンは変化し、それに伴いしつける内容も変化していくのです。
また、子犬のころから継続してしつけをしても、あいまいに甘やかして育ててしまえば、叱られた記憶は薄くなってしまい、成犬になったころにはすっかり忘れてしまうということも考えられます。
そうならないためにも、子犬のころから変わらず、してはいけないことはしっかりしつけて教えていく、良いことをした場合はその瞬間にオーバーなほどに褒めてあげるというメリハリをいつまでも継続していくことが大切です。
トイレをしっかり教えよう
犬と生活するために欠かせない「トイレ」のしつけ。
犬に上手にトイレを覚えてもらうには、
- ・子犬期に取り組むべきこと
- ・成犬になってから取り組むべきこと
が重要であると言えます。
子犬期に取り組むべきこと
犬が小さいころにトイレトレーニングで取り組むべきことは、まずは安心して排泄できるような環境を用意してあげることです。
たとえばケージを用意し、犬自身が比較的自由にできる場所を確保して排泄させる方法があります。
ほかにも、汚れてもあえてペットシーツを交換しない方法もあります。
自分の排泄物の臭いがしみこんでいるペットシーツがあることで、
そのため、ペットシーツの交換時期は、シートの2/3が汚れた状態を目安にしましょう。
また、ペットシーツはあらかじめ数か所配置するのもおすすめです。
そうすることで、ここが自分の居場所だと認識し、安心して排泄できるようになります。
この方法だと、比較的早く「ペットシーツで排泄をする」という習慣が身に付きます。
成犬になってから取り組むべきこと
子犬期と比べ、大人になってからのトイレのしつけは、飼い主の粘り強さが必要になります。
すでにマーキングを覚えてしまった犬のしつけ方は、犬のマーキングしている部分がどこなのかをまず飼い主が知る必要があります。
さらに、トイレとして覚えて欲しくない場所をトイレと認識している場合は、その認識をゼロにするのはとても難しいです。
もし去勢手術を終えていないなら、マーキングを減らすために去勢手術を行うことを考えたり、プロのトレーナーに相談したりすることをおすすめします。
いずれにせよ、上手に排泄できた場合には、おやつをあげるなどして丁寧に褒めてあげることが大切です。
犬をしつけるときの注意点
犬をしつける際、どうしても厳しくしてしまうことがあるでしょう。
しかし、あまりに厳しくしつければ、犬にもストレスを与えてしまいます。
そうならないためには、
- ・失敗しても怒鳴らない
- ・高く大きな声で怒らない
これら2つの点に注意しましょう。
失敗しても怒鳴らない
小さい子どもと同じように、犬のしつけの場合も怒鳴るようなしつけはやめましょう。
さっきはできていたのに、気分によってはできない場合もあるでしょう。
そのような状況のときは、「次はちゃんとしようね!」とフォローを欠かさないようにしましょう。
また、飼い主自身もストレスを感じてしまうかもしれませんが、あまり深く考え込まず、同じように「次はしっかりできるように、前もって状況を見届けよう」と思い直すことです。
そうすれば、お互いにストレスを感じず、上手に覚えてくれるようになるはずです。
高く大きな声で怒らない
「しつけをしっかり行わなければ」と意識しすぎると、どうしても大きく高い声で叱ってしまいます。
しかし、犬の習性上、高い声は良いことと認識してしまうことがわかっています。
そのため、飼い主も楽しいと感じている、遊んでくれていると、勘違いして覚えてしまうのです。
人間の考えとは逆に、してはいけない場所で排泄をしたり、じゃれすぎて噛んだりすることにも繋がりますから、そうならないためにも、叱るときは低い声を出すようにしましょう。
親犬は子犬を叱るとき、低い声を出します。
この習性を利用し、飼い主が叱るときも、親犬と同じように低い声で叱ることが、しつけをしやすい状況を作り上げる第一歩になります。
【犬のしつけ、どうすればいい?】まとめ
犬のしつけにおいては、メリハリが重要であることがわかりました。
高い声で叱ってしまうと、その声が「遊んでくれている」、「楽しんでくれている」と認識されることを知っておけば、覚えて欲しいこととは逆のことを教えてしまうという状況を防げます。
また、褒めるときはオーバーに褒めてあげることで、犬にも上手に飼い主の気持ちが伝わるようになります。
その場合は、おやつや散歩など、犬の喜ぶことを取り入れてあげることで、よりスムーズに学んでくれます。
犬のしつけについてはときに難しく、悩んでしまうこともあるでしょう。
しかし、小さい子どもを育てるような気持ちで、上手に寄り添いながら育てて上げることが重要と言えるでしょう。
子どもを育てるように、犬のしつけも褒めると叱るのメリハリは誰もがわかるようなメリハリを付けてあげるようにしましょう。
そうすることで、人間の意識と犬の意識の相違を作らず、上手にしつけられます。
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