【排水口を定期的にキレイにするには?】場所別の掃除方法を徹底解説!
排水口は定期的にキレイにするのが楽するコツ・排水口掃除方法を場所別に紹介

排水口は毎日使うため汚れがたまりやすく、放っておくとヌメリや臭いの原因になりやすいです。
そのため定期的なケアが大切です。
定期的にケアをしておくと、水回りを毎日快適に使用できるだけでなく、つまりや悪臭などのトラブル回避にもつながります。
また、退去の際の掃除に手間がかかるのを防ぐことも。
今回は特に汚れやすい排水口4か所(キッチン、洗面所、浴室、洗濯機)の定期的な掃除方法を解説します。
こまめに掃除をする習慣がつけば、100円グッズのみでキレイにすることができますよ!

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賃貸専門家:木原 一憲
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奈良での不動産キャリア25年以上の実績。これまで15,000人以上にお部屋を紹介。一人暮らしから家族向けまで幅広い賃貸情報に自信あり。休日は奈良の綺麗な街並みや歴史ある神社・仏閣、美味しい飲食店を巡ること。愛車はKawasaki。渡り鳥並みにズバ抜けた方向感覚を持ち、目印となる建物を伝えれば住所をピタリと一致させる特技あり。賃貸の専門家として様々なノウハウを仕入れ発信中。
排水口の場所別掃除方法

ここでは、重曹とクエン酸を使って掃除する方法を紹介します。
重曹はアルカリ性で油汚れに強く、クエン酸は酸性で水垢などの汚れに強い特性を持ち、両者を共に使うと化学反応を起こしながら汚れを落とします。
どちらも安価で100円ショップで入手することも可能です。
ただし、汚れが頑固になると重曹+クエン酸の化学反応では汚れを落としきれないことがあります。
頑固な汚れに対しては塩素系の洗剤などを検討しましょう。
気をつけたいのは、重曹+クエン酸を使用する場合は、化学反応を起こして発生した二酸化炭素により、眠気や意識障害を起こすリスクもあります。
使用する際は窓を開けて喚起を促すようにしてください。
キッチンの排水口

キッチンの排水口の主な汚れの原因は、食材の切れ端や残りかす、油汚れの絡まりです。
特に冷たい水が流れると油が固まりやすくなり、排水口の内部に付着した結果、ヌメリが生じます。
このヌメリが蓄積すると悪臭の原因になりますので、蓄積させないよう、普段からこまめに手入れをしましょう。
重曹とクエン酸を使う方法
重曹とクエン酸は2:1になる重さを用意するといいでしょう。
そのほか40〜42度のお湯、掃除用ブラシ、スポンジも必要です。
あと、ビニール袋に水を300mlほど入れて風船のように空気も含めて口を縛ったものを作っておいてください。
排水口のふたの代わりに使用します。
※水の量は任意、排水口にふたができる程度の量であればOK
【手順】
1)ごみ受け、排水トラップなどの部品をすべてはずします。
2)排水口の溝に沿って重曹20gをふりかけます。
3)クエン酸10gをお湯20mlで溶かした液体を重曹の上にかけると化学反応を起こし泡立ってきます。
4)泡立ちを確認したら、溝や排水口の入り口付近を掃除ブラシでこすり洗います。
5)シャワーなどでお湯を流して汚れを落とします。
6)排水口に重曹200gを振り入れます。
7)100gのクエン酸を200mlのお湯で解いて準備
8)ふた代わりに使用する水入り袋を片手に、7)で作ったクエン酸湯を排水口にそそぎ、すぐにふたをして15分程度放置。
9)ふたを開けて、排水口の中を掃除ブラシやスポンジでこすります。
10)最後にたっぷりお湯をかけて流す。
この掃除を週1回行うようにすると、清潔を保てます。
塩素系漂白剤を使う場合
あまりにも頑固な汚れの場合は、塩素系の洗剤を使用したほうがいいかもしれません。
ただし、塩素系の洗剤や漂白剤を使用する際は、クエン酸など酸素系の洗剤と併用してはいけません。
有毒ガスが発生し、命の危険があります。
1)ごみ排水トラップなどの部品をはずします。
2)塩素系漂白剤をふりかけます。
泡ハイターだとなお便利。
3)排水口全体に泡をつけたあと、水を入れた袋でふたをします。
4)15分放置
5)ふたを開けて泡を流します。
排水口のふたやゴミ受けなど部品の掃除は各部品をビニール袋に入れ、重曹を適量ふりかけたあと、掃除ブラシで優しくこすって汚れを落とすといいでしょう。
塩素系漂白剤の泡を吹きつけて15分放置する方法もあります。
掃除の頻度
・ゴミ受けの掃除:毎日(水切りネットの交換やゴミ受けを洗うなど)
・排水トラップの掃除:週1回※重曹+クエン酸洗浄
・パイプ洗浄:月1回※塩素系のパイプ洗浄剤で洗浄
洗面所の排水口

洗面台の排水口の汚れの原因は、主に髪の毛や歯磨き粉のかす、石鹸などがあげられます。
ここもキッチンと同様、こまめな掃除が必要な箇所です。
掃除方法
1)ヘアキャッチャーを取りはずします。
2)付着した髪の毛の汚れを掃除ブラシで取り除き、その後洗剤と掃除ブラシで洗います。
3)排水口に重曹30gとクエン酸10gをふりかけ、上から40〜42度ぐらいのお湯を優しく注ぎます。
4)発泡するのを確認したら栓をして15分放置。
5)たっぷりのお湯で洗い流します。汚れが残っている場合は、掃除ブラシで汚れを落としましょう。
掃除の頻度
・排水口表面のゴミ除去:週1回※ヘアキャッチャーの上にフィルターを敷くと掃除が楽です。
・排水口・パイプの洗浄:月1回
浴室の排水口

浴室の排水口は髪の毛や石鹸かす、皮脂の蓄積が主な汚れの原因となります。
長く放置しておくとカビやぬめり、ヘドロ状態になった汚れが溜まっていき、詰まりの原因になります。
特に浴室は洗面所以上にこまめな掃除が必要になります。
掃除方法
1)排水口カバーをはずして、まずはカバーを洗います。
たまった髪の毛は汚れを取り除き、中性洗剤で洗います。
2)ヘアキャッチャーや封水筒など、はずれる部品を全てはずします。
はずした部品は中性洗剤でぬめりや石鹸などを掃除ブラシでこすり、きれいに落とします。
3)排水口の内部に重曹120gを振りかけます。
4)重曹の半分の量のクエン酸(60g)をかけた後、お湯を少しずつ流します。
5)発砲しているのが確認できたら10分程度放置し、泡が落ち着いたら掃除ブラシで汚れをこすり落とします。
6)最後にお湯を流してすすぎ、ヘアキャッチャーや封水筒等の、はずして洗った部品を元に戻します。
汚れがひどいときは4)以降の手順を塩素系漂白剤または排水口専用の洗剤(塩素系)を使用すると汚れが落ちやすいです。
ただし、酸素系の洗剤とは絶対に併用しないでください。
塩素ガスが発生してしまい、危険です。
浴室の排水口をきれいに保つには
お風呂の浴槽にお湯をためる前に、浴槽を掃除すると思いますが、その際にヘアキャッチャーにあるゴミを取り除く習慣をつけるようにしましょう。
これをやるとほぼ毎日ヘアキャッチャーをきれいにできます。
また、排水口に市販のフィルターを貼っておけば、ヘアキャッチャーの汚れを最小限にし、フィルターを交換するだけで掃除の手間が省けます。
排水口その頃の掃除はできれば1週間に1回掃除すると良いでしょう。
掃除の頻度
・ヘアキャッチャーのゴミを除去:毎日
・トラップ・内部清掃:週1回
・パイプ洗浄:月1回
洗濯機の排水口

洗濯機の排水口が詰まる原因は、糸くずや洗剤カス、衣類の繊維や部屋のほこりがたまるせいです。
普段あまり目につかないため、なかなか掃除をしない場所ではありますが、放置すると悪臭や排水不良により洗濯機の脱水ができないことがありますので、機会を見つけて掃除したほうがいいでしょう。
掃除方法
1)安全を確保するために、まず電源を切り、洗濯機につながっている蛇口を閉めます。
2)床に雑巾か汚れても大丈夫なタオルを敷いておく。(床が濡れるのを防止するため)
3)排水ホースをはずす。
4)はずせる部品(LG型のエルボ、排水目皿、封水筒、泡防止パイプ、仕切り筒などをはずします。)
5)はずした部品をきれいに洗います。
6)排水口に重曹100gを入れて、さらにクエン酸50gをふりかけます。
7)コップに用意したお湯を優しく上から注いで発泡させ、泡を確認したら10分放置。
8)コップに再びお湯を用意し、注いで汚れを洗い流します。
それでも汚れが残る場合は、掃除ブラシでこすりながらお湯をかけてください。
9)はずした部品を元に戻して、電源コンセントを入れる。
汚れがひどい場合は、市販の排水口クリーナーを使用するほうがいいかもしれません。
排水口をキレイに保つコツ
排水口だけでなく、洗濯槽をきれいに保つことが、排水口をきれいにキープすることにつながります。
糸くずフィルターをこまめに掃除したり、月に一度、洗濯槽クリーナーで洗濯槽をきれいにすることで、排水口も汚れにくくなります。
注意事項
排水ホースをはずす時、ホースの中に残っている水が床に流れてしまうので、気をつけましょう。
また、洗濯機の排水口の上に貼って、汚れの蓄積を回避するフィルターが売っているので活用すると良いでしょう。
排水口が汚れにくくなります。
掃除の頻度
・糸くずフィルター:毎日
・排水口:2〜3か月に1回
・洗濯槽クリーナー:月1回
【排水口を定期的にキレイにするには?】まとめ

以上、特に汚れやすい排水口4か所の掃除方法について解説しました。
汚れがたまってしまうと排水口が詰まったり、悪臭の原因になりますので、定期的に掃除をする習慣をつけておくといいでしょう。
また、特定の箇所について何かの「ついで掃除」を習慣づけておくと「汚れ知らず」にできることも。
例えば洗濯機の糸くずフィルターの掃除や、浴室・洗面所のヘアキャッチャーの掃除は、その場所を使用する際にちょこちょこと掃除をしておくと、他の箇所を汚す機会が減るので、掃除の頻度を下げることもできます。
まずは、できるところから始めてみませんか?
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