【ベッドタウンは住みやすい?】居住地に選ぶ際の要点なども解説!
ベッドタウンが住みやすいってホント?定義や特徴、メリットデメリットについて紹介

奈良県の不動産事情に関する話題に必ずと言っていいほど「ベッドタウン」という言葉が登場します。
主に「大阪や京都市内など、都市部に通勤・通学する人が多く居住する郊外のエリア」
という感じでざっくり捉えて話がすすめられることが多いです。
しかし「ベッドタウン」とは何か?を改めて問われると先述の意味ではまだ言葉足らずな感じですね。
今回は、深堀りしていきます。

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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:内田紘一
資 格:宅地建物取引士
宅地建物取引士保有で業界10年以上のベテラン!先読みする性格を武器に数多くの賃貸媒介をこなし、特に学生では成約数TOPクラスの実績。休日の日は家族・愛犬と車中泊をしながら、各地の有名観光地巡りなどドライブをする事が趣味です。奈良市はもちろん、生駒市・大和郡山市など、エリアを問わず奈良に詳しい賃貸専門家の内田がご紹介します。
「ベッドタウン」の定義

ベッドタウンは一般的に「都市部に通勤・通学する人が居住する、郊外の住宅地中心の町」を指します。
夜間は居住者が帰ってきて眠るので居住者が多くなりますが、日中は都市部に人が流出するため人口が少なくなる特徴から
「眠る町」=「ベッドタウン」と呼ばれるようになりました。
ベッドタウンが形成された背景

ベッドタウンが大都市圏や周辺に形成されるようになった背景には、高度成長期以降の都市部への人口集中があります。
都市部に働き口が増えたことでたくさんの人が集まったことで、住宅が不足し、地価や賃貸住宅の家賃が高くなっていきました。
住宅は少ない、あっても家賃が高くて住めない…
となると、増えるニーズへの対応として浮かんでくる策は「都市部の周辺地域(=郊外)を開発すること」となります。
大手鉄道会社が郊外へ路線を延ばし、沿線となる郊外に大規模な住宅地を作ることで、駅を中心とした沿線の一体開発を進めていきました。
ちなみにこのような事業展開を考案し、最初に始めたのは阪急電鉄の小林一三です。
小林は既存の「都市部から郊外の観光名所を結ぶだけでは利用者が増えない」とし
「郊外に住宅地を新たに作り、その居住者を市内へ電車で運ぶ」という逆転の発想を生み出したのです。
同時期に住宅ローン制度の前身となる住宅販売方法を編み出したのも小林でした。
都市部への人口集中問題は昭和の初期からあったものの、高度経済成長でさらに深刻な問題に発展し、全国各地で大規模な郊外での宅地開発が進められていきました。
奈良県ではベッドタウンとなるような大規模な宅地開発が始まったのがどのエリアかは不明ですが、近鉄沿線の開発の歴史をみると1950年(昭和25年)の学園前周辺の開発がはじまりともいえそうです。
ベッドタウンに住むメリット

都市部に比べて家賃が安い
一番大きなメリットともいえるのが、家賃の差でしょうか。
大阪市内の1K・1Rの家賃相場は、駅からの距離や築年数などにより変動はあるものの、およそ7万〜10万円、奈良市内にある同じ間取りの物件の家賃相場は5万〜7万円ぐらいとなります。
大阪市内に比べて2〜3万円ほど家賃が安くなる傾向かあります。
また、同じ予算でも都市部と郊外のベッドタウンとでは、郊外のほうがゆったりとした間取りの物件や築年数の浅い物件など、選択肢が広がるのが特徴ともいえるでしょう。
住環境が整っている傾向にある
ベッドタウンの多くは、最初から居住地として計画的に開発されるため、住環境が整っている傾向があります。
歩いていける距離に公園や緑地があったり、近隣にお買い物ができる施設が建てられていたり、学校や図書館、病院などが計画的に配置されていることが多いです。
静かな住環境でありながら、子育てに必要な施設がそろっているため、ファミリー層にとって大きな魅力となり得ました。
また、駅までの路線バスが整っているのも特徴です。
奈良県で言えば学園前エリアは近鉄学園前駅への路線バス、学研都市エリアは高の原駅への路線バスが走っていますね。
都市部から少し離れても、通勤・通学がしやすいよう、交通網も整えながら開発されていったゆえの便利さと言えそうです。
公的なサービスや補助が充実していることがある
ベッドタウンを抱えて発展した市町は、子育て世代やファミリー層を積極的に誘致してきたため、子育て支援の補助金や医療費助成制度などのサービスが充実していることがあります。
子育て世代の方は居住先を探す際、自治体の支援策もぜひチェックしたいところです。
閑静な住宅地であることが多い
ベッドタウンは郊外に作られることが多く、自然豊かな環境であることも多いです。
夜は静かで、昼間の都会の喧騒を忘れるほど。
静かな環境を求める方にはおすすめです。
ベッドタウンに住むデメリット

通勤に時間がかかる
都市部に通勤・通学する場合、時間がかかることは否めません。
家を出る時間が早朝になりがちなことや朝の通勤ラッシュ、帰りの終電時間を気にしないといけない点はデメリットになってしまいます。
都市機能が手薄なことがある
夜遅くまで営業している飲食店や、娯楽施設が少ない点もあげられるかもしれませんね。
奈良の観光地でもよく言われるのが「夜が早い」こと。
仕事帰りに立ち寄れるお店が少ない点は郊外でもよくあるデメリットともいえるでしょう。
車がないと不便に感じることも
エリアによっては家族の送迎や日々の買い物などで、車を必要とするシーンが出てくることも少なくないでしょう。
しかしそれ故に、郊外だと駐車場付きの物件や駐車場が安い家賃・賃料で借りられることも。
車は日々の生活だけでなく、家族とのレジャーにも活用できるので、ベッドタウンに住むのをきっかけにカーライフを始めてもいいかもしれません。
ベッドタウンを居住地に選ぶ際のポイント

交通アクセスをチェック
都市部までの所要時間のほか、乗り換えの有無や終電の時間などを調べておくといいでしょう。
最寄駅からバスを利用する場合はバスの本数も。
周辺施設に何があるかも
生活に必要なスーパーやコンビニ、ドラッグストア、病院、郵便局、銀行などが近くにあるかはぜひチェックを。
お子さんがいる場合は小児科の有無も含めて確認しておきましょう。
そのほか保育園や学校、公園などもチェックしておきたいところ。
【ベッドタウンは住みやすい?】まとめ

この記事ではベッドタウンの成り立ちや定義、メリットデメリットについて解説しました。
ベッドタウンは閑静な住宅地であることが多く、自然が豊富であることや後援や緑地が近くにあることから、子育て環境にとても適しています。
また、特に奈良県内では代表的なベッドタウンと呼ばれる市町村ほど「住みやすい街」に選ばれることが多く、奈良市や生駒市、香芝市や王寺町などはランキングの常連でもあります。
そのため、特に現在子育て真っ最中のファミリー層や、これから子育てを始める世代の人にベッドタウンはお勧めの居住エリアです。
引っ越しを検討されるなら、今回の記事内容をぜひ参考にしていただけると幸いです。
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