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担当者:木寅昌紀
生粋の奈良県民の私が宅地建物取引士や賃貸経営管理士の目線で奈良の賃貸情報や暮らしの事、エリア情報まで幅広く発信します!
住みたい地域の治安を事前に確認する方法はある?
住む場所を選ぶとき、特に女性の一人暮らしや子育て世代にとって重要な地域の治安。
周辺環境である程度予測できることもありますが、それだけでは判断できません。
そこで実際に現地でできる治安のチェック方法があります!
・夜間の人通り
・街灯の多さや明るさ
・道の見通しが良いか
・繁華街や深夜営業の店舗などは無いか
・交番や警察署が近くにあるか
・注意喚起看板などがないか
などです。
では詳しい簡単に治安の良し悪しを判断するポイントを解説していきます!
地域の治安は賃貸契約をする前にチェックしよう
賃貸物件を選ぶ際には、事前に物件のある場所を大まかに知ることもできるため、インターネット上の地図などから周辺環境を確認することができます。
地域の治安を決める要素として、繁華街が近い場所や深夜まで営業している店舗が多い場所などを避けると良いと言われることが多く、周辺にそういったものが無いかどうかを調べる方も多いでしょう。
しかし、実際にはそれ以外の場所でも軽犯罪や事故といったトラブルが発生することはあります。
そのため、いざ住み始めてから地域の治安に不安を感じたことがある方も少なくありません。
治安が悪いからと言っても簡単に引っ越しというわけにもいかないため、治安の良し悪しは賃貸契約をする前にチェックしておくことが理想です。
過去の犯罪や事故の発生個所を調べられるサイトを活用しよう
奈良県内の犯罪や事故の情報は、もちろんそれに関わる奈良県警に確認するのが最も確実な方法です。
奈良県警「犯罪発生・不審者情報マップ」及び「交通事故発生マップ」≫
パソコンやスマートフォンを使って、犯罪や事故などが発生した箇所を地図上で確認することができます。
以下の事案の種類や発生時期、発生時間帯など表示する情報を切り替えて確認することができるようになっているため、必要な情報だけを選んで調べることができます。
犯罪発生情報では
・ひったくり
・空き巣などの住宅対象侵入窃盗
・車上ねらい(部品ねらいを含む)
・オートバイ盗
・自転車盗
不審者情報では
・子供(13歳未満)に対する脅威事犯(声かけ・つきまとい等、男児も含む、痴漢・盗撮等の被害は女性カテゴリに含む)
・女性に対する脅威事犯、痴漢、盗撮等(痴漢・盗撮等には13歳未満の子供の被害も含む)
交通事故発生情報では
・負傷事故
・死亡事故
例えば、自宅と駅間を自転車で行き来する場合であれば、自転車盗の多い地域を避けたり盗難対策を厳重にするといった対処を事前に検討できます。
子供と一緒に生活するのであれば不審者情報が多く寄せられる地域を避けるなど、対処がしやすくなるでしょう。
これらの掲載情報が全てではありませんが、地域の治安を判断するには十分な情報が得られますので、上手く活用できるでしょう。
また、その他の地域でも各都道府県ごとに情報マップが提供されていますので、活用してみましょう。
ぼうはん日本「犯罪発生マップ」≫
実際に現地でできる治安のチェック方法
内見のために現地を訪れた際に、現地でできる治安のチェック方法があります。
夜間の人通り
多くの場合、内見は日中に行うことが殆どだと思います。
しかし、夜間の人通りは治安を左右する大きなポイントとなるため、出来るだけ夜間にも最寄り駅や物件周辺の人通りをチェックしておくと良いでしょう。
日中に人通りが多い場所でも、商店街のように夜になって店舗が閉まると人通りが減る地域などもあります。
不審者は人通りが多いところを避ける傾向があるため、夜間に通る可能性のある場所の人通りは事前にチェックしておきましょう。
街灯の多さや明るさ
街灯が少ない場所や薄暗い明かりしか無い場所のような、隠れて待ち伏せられるような状況を不審者は好みます。
街灯の状況は夜間にしかわからないことも多く、人通りと合わせて夜間にチェックしておくポイントです。
最寄り駅周辺から自宅までの経路に街灯があるか、明るさは十分なのかを確認しておきましょう。
また、街灯に青色防犯灯が採用されている地域も注意が必要です。
過去に不審者情報などが多かった地域に設置例が多く、青色防犯灯は犯罪者の高揚感を抑えて犯罪抑止に効果があるとされる一方で、青色の光では薄暗くなる傾向があるため街灯の明かりだけで歩くのは危険な道にもなります。
薄暗い道を通る必要がある場合には、自転車やバイクなどの灯火を備えた移動手段も検討すると良いでしょう。
道の見通しが良いか
路地が多く見通しの悪い道は死角が多く、不審者が潜みやすい場所が多いということになります。
また、日中でも物陰からの飛び出しなどで事故が増える要因にもなります。
普段の移動経路では見通しの良い道の多い地域を選ぶと良いでしょう。
繁華街や深夜営業の店舗などは無いか
夜間に若者が溜まりやすい場所があれば、必然的に治安も悪くなる傾向があります。
居酒屋やカラオケ店など深夜まで営業していたりお酒を提供する店は避けた方が良いですし、コンビニが近ければ利便性は良いものの近すぎれば車の騒音や喧騒が聞こえてきたりと治安に影響します。
実際に深夜帯になれば溜まり場になっているのかを確認できますが、難しい場合には店舗の営業時間を確認して判断することもできるでしょう。
交番や警察署が近くにあるか
交番や警察署が近くにあれば、犯罪抑止効果があるため防犯性が高まります。
どちらも24時間体制で警察官が常駐しているため、なにかあればすぐに駆け付けてくれます。
犯罪の被害にあった場合以外でも警察のお世話になることがありますので、最寄りの警察署などは事前に確認しておきましょう。
注意喚起看板などがないか
地域の警察署などが作成した注意喚起看板がある地域は要注意です。
不審者情報が寄せられた地域では「不審者警戒中」といった看板が設置されることもあり、先に説明したマップと併せて警戒情報を確認しておきましょう。
また、「事故多発」や「子供の飛び出し注意」も事故が発生しやすい場所に設置されます。
物件周辺にそういった看板がある場合には、日常生活でも注意しておきましょう。
安心して生活するために事前チェックは入念にしよう
治安のチェックは現地での確認も含めると少し手間がかかる内容になります。
日中から夜間にかけて行う方がより確実な情報が得られるため、入念にチェックできる方が間違いないからです。
急いで物件を決める必要がある場合であれば、内見を夕方にしてそのまま夜間の人通りをチェックするなどすれば、なるべく時間をかけずにチェックすることもできるでしょう。
住み始めてから後悔しないように、出来るだけ納得できるまで事前チェックをするように心がけましょう。
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